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『マイティ・ソー バトルロイヤル』炎の巨人スルト、続編『ラブ&サンダー』で再登場なるか

©2018 MARVEL

マーベル・シネマティック・ユニバース作品『マイティ・ソー』シリーズは、誰も予想しなかった“4作目”に突入する。『アイアンマン』『キャプテン・アメリカ』シリーズが3部作で完結した一方、雷神ソーの物語は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の先へと進むのだ。ならば、シリーズの過去作品に登場したキャラクターたちも次回作『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』で帰ってくるのだろうか?

ComicBook.comが注目したのは、前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)に登場した炎の巨人(火の巨人)スルトだ。アスガルドの滅亡“ラグナロク”を招くという、炎の悪魔の国・ムスペルヘイムの王であり、前作では悪役ヘラを倒すカギを握ることとなったが……。

質問に答えたのは、スルトの声を担当したクランシー・ブラウン。俳優・声優として多岐にわたって活動し、近作には『バスターのバラード』(2018)や「マンダロリアン」シーズン1(2020)がある人物だ。スルト役の再演について、クランシーは意欲を示している。

「あの役は声だけだったし、喜んでまたやりますよ。モーションキャプチャーは楽しかったですしね。だけど、彼らとは複数の出演契約を結んでいないんです。もしも電話をもらえたら、契約を結んで演じることになるでしょう。彼らにそのつもりがなければ、そうはならないと思います。」

すなわちマーベル側には、あらかじめスルトを複数の作品に登場させる計画はなかったらしい。確かに、ヘラを倒すことと引き換えに、スルトの力によってアスガルドという地が失われた以上、スルトの物語は『バトルロイヤル』で完結した感がある。マーベル・シネマティック・ユニバースでは過去のキャラクターがしばしば再登場するが、観客へのサービスを重視した再登場は意外にも少なく、そこにスルトがうまくはまるかどうかも未知数だ。もっともクランシー自身は、スルト役の再演について「大きな問題ではありません」とも話している。「スルトは(声だけで)実体のある役ではないですしね」

ちなみに、『バトルロイヤル』から続投するタイカ・ワイティティ監督は、2021年1月の撮影開始を目指し、ただいま『ラブ&サンダー』の脚本を鋭意執筆中。果たして、そこにスルトの名前はあるのか。仮にないとしても、思わぬキャラクターのカムバックに期待したくなるのがファン心理というものである。

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Source: ComicBook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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