『スター・ウォーズ』『アバター』新作シリーズ、全作品が米公開延期 ─ ウェス・アンダーソン最新作も無期延期

ウォルト・ディズニー・カンパニーは、『スター・ウォーズ』新作映画3作品と、ジェームズ・キャメロン監督『アバター』続編シリーズの米国公開延期を決定した。
ディズニー傘下のルーカスフィルムは、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)にて完結したスカイウォーカー・サーガに代わる新たな『スター・ウォーズ』の物語を計画しており、新作映画を2022年12月12日、2024年12月20日、2026年12月18日に米国公開予定だった。しかし新型コロナウイルスの影響による公開スケジュールの見直しにより、それぞれ約1年の繰り下げを決定。新たに2023年12月22日、2025年12月19日、2027年12月17日の米国公開と発表している。
また『アバター』(2009)の続編として製作されているシリーズ第2作~第5作も、当初は2021年から2027年まで隔年公開予定だったが、揃って約1年の延期が決定。新たな米国公開日は、2022年12月16日、2024年12月20日、2026年12月18日、2028年12月22日となった。企画当初、『アバター』第2作は2020年12月に公開予定だったことを鑑みると、すでに全体として約2年の延期を余儀なくされたことになる。
『アバター』続編シリーズの公開延期にあたって、監督のジェームズ・キャメロンは米公式Instagramにて声明を発表。ニュージーランドで撮影は再開されているものの、ロサンゼルスでの作業が再開できない状況にあり、製作遅延のため予定通りの公開が叶わないことを明らかにした。「私以上に延期を残念に思っている者はいません。それでも、出演者の素晴らしい演技や、Weta Digital(VFX制作会社)によるすさまじい仕事に支えられています」。メッセージの中で、監督はディズニーやファンに対しても感謝の言葉を贈っている。
なお、ディズニーはあわせて『ムーラン』の米国公開を無期延期することを決定。ウェス・アンダーソン監督の最新作『The French Dispatch(原題)』の米国公開も無期延期となったほか、マット・デイモン&アダム・ドライバー&ベン・アフレック出演によるリドリー・スコット監督最新作『The Last Duel(原題)』は2021年1月8日から2021年10月15日に米国公開延期となることが発表された。
Source: Variety