『スター・ウォーズ エピソード3』第501軍団引き連れたアナキン俯瞰ショット、実はフルCGだった

『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)で、アナキン・スカイウォーカーが第501軍団を引き連れてジェダイ聖堂へと闊歩するシーンはフルCGなのだそうだ。VFXアーティストのフアン・ルイス氏がTwitterにて明かしている。
オーダー66によるジェダイ粛清令が描かれた『シスの復讐』。ダークサイドに転落したアナキン・スカイウォーカーは、パルパティーンに“ダース・ベイダー”の名を授けられると、第501軍団を引き連れてジェダイ聖堂を襲撃。聖堂入り口へと闊歩していくシーンがあるが、これを上空から俯瞰で捉えたショットのアナキンはCGだそう。
CG Anakin. I simmed this shot. Getting a billowy cloak to feel natural & also dramatic is a roll of the dice. This simulation came out in 1 or 2 takes, a complete fluke. I think I simmed it a couple more times in disbelief. But the 1st takes were the best. #cfx #vfx #clothsim https://t.co/XoXfU8vpv6
— Juan-Luis (@juanluissays) June 16, 2022
シミュレーションを担当したというフアン・ルイスは「クロークを自然に波打たせ、かつドラマチックに見せること」が肝だったといい、1〜2回ほど気まぐれでシミュレーションを行ったと明かしている。「最初のテイクが最高だった」とのことから、1回目のシミュレーション結果が採用されることになったようだ。
このシークエンスは、かつて善良なジェダイだったアナキンがダークサイドに染まり、銀河全体を脅かす悲劇が始まっていくことを物語る象徴的な場面。実はCGだったという事実を知って驚くファンも少なくないのでは。