「スター・ウォーズ ハイ・リパブリック」シリーズ第2弾『アウト・オブ・ザ・シャドウズ』邦訳小説が発売

2023年2月に発売され、スター・ウォーズ・ファンを歓喜させた「スター・ウォーズ ハイ・リパブリック」シリーズのヤングアダルト小説の第2弾『アウト・オブ・ザ・シャドウズ』の上下巻が、10月5日より発売開始となった。
前作『イントゥ・ザ・ダーク』の続編にあたる本作では、引き続きジェダイ・パダワン リース・サイラスや略奪集団ナイヒルの少女 ナンはもちろん、貨物船パイロットのシルや若くて有能なジェダイ ヴァーネストラなど、魅力的な新キャラクターたちの活躍が描かれる。
『アウト・オブ・ザ・シャドウズ』あらすじ
シルヴェストリ(シル)・ヤロウは不運の連続に見舞われていた。母の残した貨物業をなんとか続けてきたが、増えつづける借金とナイヒルの襲撃ですべてを失う危険にさらされていた。助けを求めて銀河の首都コルサントに向かったシルはそこで、辺境の宙域の貸借権をめぐって争う、銀河で最も権勢を誇る二つの一族の勢力争いに巻き込まれてしまう。他人の争いごとに関わるのはごめんだが、莫大な報酬が約束されたとあっては、話は別だ。シルは協力に応じるのだった。
一方、ジェダイ・ナイトのヴァーネストラ(ヴァーン)・ロウは、コルサントに召喚されるが、誰によって、どうして呼ばれたのか見当もつかない。パダワンのイムリ・カンタロスを連れ、ジェダイの師弟、コーマック・ヴァイタスとリース・サイラスとともに首都に到着すると、すぐに辺境の宙域の調査に向かうように要請される。なぜ?“何もない”辺境の宙域のいったい何がそんなに重要なのか?
その問いは、ヴァーンを自分の新たな能力の発見へと導き、シルを受け入れがたい過去へと向き合わせることに。そして、導き出された答えは、ついに真実を影から引きずり出すのだった……。
冒険物語好きのSF愛好家やスター・ウォーズ・ユニバースを深堀りしたいファンも楽しめる内容でありながら、「絶対だと思っていた親や権威に対する疑念」「若くして求められる役割」「後輩に対する責任」など、若者ならではの視点が丁寧に描かれた。作銀河規模の大きなスケールを舞台に活躍する登場人物たちのナイーブな心理が味わえる、新たなスター・ウォーズ物語だ。
『スター・ウォーズ ハイ・リパブリック:アウト・オブ・ザ・シャドウズ』上下巻は2023年10月5日、株式会社 Gakkenより発売。各1,430円(税込)。