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タイカ・ワイティティ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は「ジェームズ・ガンのもの」 ─ 『Vol.3』監督就任を否定、MCU新企画を進行中

タイカ・ワイティティ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36201776766/

『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のタイカ・ワイティティ監督が、かねてよりささやかれてきた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』への監督就任説を否定した。米Deadlineが報じている

2018年7月、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手がけてきたジェームズ・ガン監督は、過去の不適切な発言を理由に『Vol.3』から解雇された。製作は無期限保留となり、マーベル・スタジオはガン監督に代わる後任者を検討している状況となっている。そんな中、ガン監督と同じくコメディタッチの作風を特徴とし、同じく人間ドラマに重きを置くストーリーテリングで知られるタイカ監督の登板を期待する声は少なくなかったのである。

しかし、このたび米テレビ批評家協会(Television Critics Association)のイベントに登場したタイカ監督は、自身が『Vol.3』を監督する可能性をきっぱりと否定。この件についてマーベルと面会していないことも明らかにした。

「僕にとっては(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は)ジェームズの映画。作品全体に彼らしさの詰まった映画に(監督として)加わるなんて、誰かの家に押しかけていって“どうも、今日から僕がみなさんの父親です。これからピーナッツバターのサンドイッチはこうやって作るんだぞ”って言うみたいなもの。それはまずいでしょ。」

先日、タイカ監督は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』へのジェームズ・ガンの復帰を支持する意志をSNSで示していたところ。エドガー・ライト監督、クリス・ミラー監督とのやり取りのなかで、「ジェームズ・ガンなら、過去2作品に欠けていたフレッシュなエネルギーとスタイルを取り入れてくれると思う」とのユーモラスなコメントを発していたのだ。

ちなみにタイカ監督は現在、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』ではなく、新たな企画についてマーベル・スタジオとの話し合いに入っているそう。「(マーベルのスタッフとは)今でも一緒に過ごしていますし、新しい話をしていますよ。僕は彼らと新しい映画を作りたいんです」。さらりとうれしいニュースを教えてくれたタイカ監督だが、『マイティ・ソー バトルロイヤル』に次ぐ新作マーベル映画、いったいどんな作品になるんだろう?

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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