タランティーノ監督、2023年に全8話のドラマ撮影を計画中

『パルプ・フィクション』(1994)や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)のクエンティン・タランティーノ監督が、再びテレビ界にカムバックするかもしれない。
新著『Cinema Speculation』の宣伝で訪れた米ニューヨークのイベントにて、2023年に8話から成るテレビシリーズの撮影を視野に入れていると語った。ストーリーなどの詳細については明かさなかったという。米Varietyが伝えた。
すでにテレビドラマの監督経験をもつタランティーノは、2005年に「CSI:科学捜査班」シーズン5のラスト2話で脚本・監督を担当。前後編からなるエピソードは大好評を博し、同年のエミー賞で監督賞にノミネートされた。近年またテレビ界復帰がささやかれており、2020年には『ワンハリ』の劇中劇「賞金稼ぎの掟」をドラマ化する企画が浮上。2022年2月には、「JUSTIFIED 俺の正義」(2010-2015)のリバイバル版「Justified: City Primeval(原題)」のエピソード監督として交渉中と伝えられていた。しかし、いずれもその後の状況は不明である。
映画に関しては、監督10作品目が最後の作品になると発表しているタランティーノ。過去には、J・J・エイブラムスにR指定版『スター・トレック』の映画企画を持ち込んでいたものの、のちに離脱している。全8話のドラマ企画も予定どおり進むかは未知数だが、ぜひとも実現することを願いたい。
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Source:Variety