MCU版ウルヴァリン役、やはりタロン・エジャトンか ─ マーベル・スタジオと面会、「やらせてくれると思う」と俳優も手応え

『キングスマン』シリーズや『ロケットマン』(2019)などで知られるタロン・エジャトンが、ウルヴァリン役でのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)参加を巡り、マーベル・スタジオとの間で話し合いの場が設けられていた事実を認めた。
エジャトンとウルヴァリンを巡るニュースは、2019年夏頃より大きく取り沙汰されるようになった。初代ヒュー・ジャックマンのウルヴァリン卒業作となった映画『LOGAN/ローガン』(2017)の原案「Old Man Logan」を手がけたコミック・アーティストのマーク・ミラーがエジャトンを2代目に推したことが話題となり、その後俳優本人もマーベル映画のファンであると明かした上で、「ぜひ参加したい」と意欲を語っていた。
以来、新生ウルヴァリン役を演じる俳優に関してはこれといった情報は届いていなかったものの、このたび話を大きく前進させる記事が米New York Timesで掲載された。エジャトンに取材した同メディアは「彼は次期ウルヴァリンとして、ジャックマンを継ぎたいと考えていて、ケヴィン・ファイギ社長を含めるマーベル・スタジオの幹部と面会していた」と報じているのだ。
エジャトン本人も「これを言うのは間違ってはいないと思うので」と取材の中で実際に認めており、「もしその機会が巡ってきたら、スタジオも僕にやらせてくれると思います」とまで話している。その一方、いまだ再演を求められることが多いヒューの後を継ぐことについては、「他の誰かがやるのはすごく難しいでしょう」とコメント。本当に実現した時の覚悟がうかがえる。
ところで、エジャトンとの話し合いが行われていたということで、ウルヴァリンMCU参戦の機運も高まっている。MCUにおける『X-MEN』シリーズの計画は不明だが、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)では、まもなくの合流を示唆するような演出が見られた。なお今後には、『X-MEN』と同様に旧20世紀フォックスで製作された『デッドプール』シリーズがMCU参戦を果たす予定。
Source: New York Times