ヘイデン・クリステンセン「ダース・ベイダーにはずっとアナキンの心が残っていた」 ─ 『東京コミコン2022』で胸アツ『スター・ウォーズ』トーク

ヘイデン、「ベイダーにはアナキンの心が残っていた」
ヘイデンは『エピソード2/クローンの攻撃』でアナキン役を射止めた際、ジョージ・ルーカスから「君、仕事だぞ(You got the job, kid.)」と言われたそうだ。そこからトレーニングなど様々な準備が始まったという。「天にも昇る心地でした。オーディションの最中も可能性があるとは思ってなかっし、衝撃的だったし、嬉しかったです。(役決定の電話は)人生最高の電話でした」。
さらに、「90%がグリーン・スクリーンやブルー・スクリーン前での演技だったので、かなり想像力が求められました」と当時を振り返るヘイデン。「ストーリーボードやデジタルアニメを見せてもらうので、どういう環境にいるのかは想像できるんでうけど。けれども、やりながら変化がある。頭の中で思い描いていたものが、ポストプロダクションでちょっと変わることもありました。でも、完成した映画を観るのは喜びですよ。新鮮な気持ちで観れますから」。
ダース・ベイダーのマスクの下にはアナキン・スカイウォーカーがいたからこそ、愛されるキャラクターになったという意見には、「その通りだと思います。あのマスクの裏側にはアナキン・スカイウォーカーがいます。アナキンは劇的に変わりましたが、でもアナキンの心が少しだけ、ずっと残っていたはずなんです。それが息子(ルーク)への愛情を通じ、最後の贖罪へと繋がっていんです。アナキンの心が少しだけ残っているということは、『オビ=ワン』のドラマでも意識しました」との胸アツ見解を語った。
アナキンとオビ=ワンとの関係は大きく変わってしまったが、オフでのユアン・マクレガーとの関係にも変化はあったかとの問いには「僕たちは撮影中は役になりきりますけど、オフではいつも兄のような関係です」と返答。「アナキンとオビ=ワンの関係、ダース・ベイダーとオビ=ワンの関係はすごく複雑で、映画シリーズを通じて築かれた歴史がたっぷりあります。その関係性がどう変化していったか、ドラマのラストにどう繋がっていったかというのが、ファンの皆さんに響いたのだと思います」。
最後にヘイデンとダニエルは会場の観客に向け、「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)」と声を揃え、ダニエルは日本語で「またね!来年!来年!またね〜!またね〜!ありがとう、ありがとう、ありがとうございました!」と朗らか。ヘイデンも日本語で「ありがとう!」と語り、2人で手を振ってステージを去った。