ノーラン最新作『TENET テネット』30秒スポット&場面写真公開 ─ 時間を戻せ、世界を救え

『ダークナイト』3部作や『インターステラー』(2014)『ダンケルク』(2017)のクリストファー・ノーラン監督による最新作『TENET テネット』が2020年9月18日(金)に公開される。このたび、本日7月3日の金曜ロードSHOW!『レディ・プレイヤー1』地上波放送でオンエアされる、30秒の最新スポット映像が先行到着した。
「その言葉の使い方次第で、未来が決まる」。主人公に課せられたミッションは、人類がずっと信じ続けてきた、現在から未来に進むという“時間のルール”から脱出すること。時間に隠された秘密を解き明かし、彼は第三次世界大戦を止めなければならない。ミッションのキーワードは〈TENET(テネット)〉、国家を揺るがす巨大任務に巻き込まれた男は、職務を全うすることができるのか……。
公開された映像では、横転しクラッシュした車が元通りになるカーチェイス、大破したジェット機のパーツが戻っていくシーンなど、さまざまな形で“世界が逆行”していく映像表現を確認できる。あわせて到着した場面写真には、主人公を演じるジョン・デヴィッド・ワシントンがマスクを装着する姿、相棒とされるロバート・パティンソンと意味深な会話を交わす場面、そして巨大な建物が爆破され、残骸が飛び散る場面が切り取られた。
ちなみにタイトルの「TENET」とは、信条・主義・原則という意味の言葉だが、本作における意味は謎のまま。これは「SATOR式」と呼ばれる、1世紀中頃に確認されているラテン語の回文に関係があるという説もささやかれている。前から後ろから読んでも「SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS(農夫のアレポ氏は馬鋤きを曳いて仕事をする)」と読めるこの回文は、正方形の方陣にセットすると、四方から同じように読むことができるというもの。中央の「TENET」だけは、上下左右のどこから読んでも「TENET」と読めるのだ……。

世界各国を駆け巡るスリラー大作である『TENET テネット』は、世界7ヶ国を舞台にIMAX®カメラで撮影。時間が逆行するゲーム性をリアルに描き、極限のタイムサスペンスが繰り広げられる。混沌とした世界情勢のなかで迎える劇場公開は、映画館でしか体験できない映像体験を求め、自ら更新しつづけてきたクリストファー・ノーラン監督ならではのメッセージ。未知の劇場体験で、全ての謎が明らかになる。
出演者は『ブラック・クランズマン』(2018)のジョン・デヴィッド・ワシントン、『トワイライト』シリーズや『グッド・タイム』(2017)のロバート・パティンソン、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)のエリザベス・デビッキ。さらに『キック・アス』シリーズや『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)のアーロン・テイラー=ジョンソン、『イエスタデイ』(2019)のヒメーシュ・パテル、そして重鎮マイケル・ケイン&ケネス・ブラナーなど、世界各国から豪華な顔ぶれが揃った。
▼『TENET テネット』の記事
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