「ターミナル・リスト」シーズン2は今のところ無事か、Amazon「ペリフェラル」打ち切りを受け

Amazon Studioによる人気ドラマ「ペリフェラル 〜接続された未来〜」は、約束されていたはずのシーズン2製作が中止となった。進行中の脚本家と俳優組合のダブルストライキによって制作が開始できないためだ。
この報道では、Amazon Studioから少なくとももう1作の別シリーズも、シーズン2に進めずに打ち切りになると伝えられていた。現時点でシーズン1のみがリリースされ、かつ「ペリフェラル」同様にシーズン2が期待されている作品のひとつには、クリス・プラット主演の「ターミナル・リスト」がある。
「ターミナル・リスト」は、米海軍特殊部隊“Navy SEALs”のジェームズ・リース少佐(クリス・プラット)の孤独な戦いを描くアクション・スリラー。2022年7月1日にAmazonで配信開始となった本作は、2023年2月にシーズン2更新が発表されていた。
「ペリフェラル」打ち切りに際しては、製作延期によって新シーズン配信まで3年もの期間が空いてしまうと、視聴者の関心維持が難しくなること、および復帰に向けたマーケティングも考慮しなくてはならないことが、懸念点として伝えられていた。実は「ペリフェラル」より「ターミナル・リスト」の方が3ヶ月以上先に配信されているので、同様の理由で打ち切りとなってしまう可能性は十分ありうる。
「ペリフェラル」打ち切り報道後、筆者が「ターミナル・リスト」でプラットと共に製作総指揮を務めたアントワーン・フークア監督に『イコライザー THE FINAL』単独取材の機会を持った際、「ターミナル・リスト」の安否についても尋ねた。フークアからは以下の返答を得ている。
「無事だといいですね。まだ変更になるとは聞いていません。ストライキが終わり次第、すぐに取り掛かれるよう準備しています。何かが変更になるという連絡は来ていないので、今のところは大丈夫ですよ。」
フークア監督による最新作『イコライザー THE FINAL』は、元CIAトップエージェントのロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)が、19秒で世の悪を完全抹消する仕事請負人、通称イコライザーとして暗躍する姿をスタイリッシュに描いた『イコライザー』シリーズの最終章。イタリアを舞台に、シリーズ史上最も強大な悪に単身で挑んでいく姿が描かれる。
『イコライザー THE FINAL』は2023年10月6日(金)日本公開。