『12モンキーズ』テリー・ギリアム、ブルース・ウィリスの口元が苦手だった「お尻の穴を見ているみたい」

『未来世紀ブラジル』(1985)『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』(2018)など、強烈な作家性で世界中を幾度と魅了してきた鬼才監督、テリー・ギリアムによるとブルース・ウィリスの口元は“お尻の穴”を見ているようだったという。一体、どういうことなのか……?
今回の発言は、テリー・ギリアムが監督を担当し、ブルース・ウィリスが主演を務めたSF映画『12モンキーズ』(1995)の際に監督本人が思っていたことだという。この度、米Inverseにて本作でのキャスティングについて、監督は「ブルースのそこまでのファンではありませんでした」と当時抱いていた印象を正直に振り返っている。
テリー・ギリアムには、ブルース・ウィリスの俳優としての懸念点があったようだ。「(ドナルド・)トランプのような口元を彼が映画の中でするのですが、それが嫌いでした。直腸(Rectal)。誰かのお尻の穴(Ass Hole)を見ているみたいで」。とはいえ、「実際に話してみると、この男は頭が良いし、面白いと思いました」と最終的に彼を起用した理由を明かしている。
テリー・ギリアムはブルース・ウィリスに、この懸念点を直接伝えたようだが、“お尻の穴”という強烈な言葉をそのまま使い説明したのかは気になるところだ。ちなみに監督によると、本作の主演には、トム・クルーズやニコラス・ケイジも声を挙げていたとのことだが、2人とも監督自らが断ったのだという。
Source: Inverse , Screen Rant