『アベンジャーズ』監督の新ディストピアSF映画にキー・ホイ・クァン、アンソニー・マッキーら出演決定

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソが監督を務める、Netflixの新作ディストピアSF映画『エレクトリック・ステイト(原題:The Electric State)』に、ジャンカルロ・エスポジート、アンソニー・マッキー、ビリー・ボブ・ソーントン、キー・ホイ・クァンが出演することがわかった。米Varietyが報じている。
本作はスウェーデンのアーティスト、シモン・ストーレンハーグによる同名書籍『エレクトリック・ステイト』(グラフィック社刊)の実写映画版。原作はドローン戦争によって荒廃した1997年のアメリカが舞台だが、映画版は“近未来的な過去の世界”に設定を変更する。孤児の少女・ミシェルが消えた弟を探すため、愛おしくも謎めいたロボットや放浪者とともにアメリカ西部を旅する物語になるという。
主人公の少女・ミシェル役を「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)のミリー・ボビー・ブラウンが、彼女が旅の道中で出会う放浪者役を『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのクリス・プラットが演じるほか、スタンリー・トゥッチ、ブライアン・コックス、ジェニー・スレイトら実力派俳優たちの出演がこれまでに報じられている。
エスポジートはドローンの遠隔操作により、ブラウンが演じるミシェルの手助けをするロボットを追い詰める敵役、マーシャルを演じる。撮影現場ではパフォーマンスキャプチャー(従来のモーションキャプチャーより、動作を記録するための印やセンサーの数が格段に多いため、表情、動作などがより細かく表現できる)で捉えたドローンの動きをエスポジートが再現するようだ。
クァンはブラウンが探し出そうとしている医師の役を演じる。ルッソ兄弟がプロデュースを務めていた『Everything Everywhere All At Once(原題)』で共演したミシェル・ヨーがスケジュールの都合で本作を離れることとなり、クァンが引き継ぐ形となった。マッキーはプラットの仲間、ソーントンは戦争の主要人物として、知覚ロボットの声を演じる。
脚本は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2018)までのマーベル映画4作のほか、『グレイマン』(2022)でルッソ兄弟とタッグを組んだクリストファー・マルクス&スティーヴン・マクフィーリー。製作は『グレイマン』や『チェリー』(2021)で監督2人と組んだクリス・カスタルディ、ルッソ兄弟製作『タイラー・レイク ―命の奪還―』(2020)のパトリック・ニュウォール。製作総指揮は『チェリー』脚本のアンジェラ・ルッソ=オトストットらが務める。
超豪華キャスト&スタッフが贈る『エレクトリック・ステイト(原題:The Electric State)』は、現在アトランタにて撮影中。2024年に公開予定。
Source:Variety