テッサ・トンプソン、フェンシング選手役でサイコ・スリラー主演 ─ 睡眠中に練習できるデバイス、その代償とは

『マイティ・ソー』シリーズのヴァルキリー役や「ウエストワールド」(2016-)などで知られるテッサ・トンプソンが、サイコスリラー映画『Balestra(原題)』で主演&製作総指揮を務めることがわかった。米Deadlineが報じている。
本作でトンプソンはオリンピックへの再起をかける落ちぶれたフェンシング選手ジョアナ・バソリーを演じる。夫やコーチからプレッシャーをかけられるジョアナはある日、睡眠しながらトレーニングできるデバイスの試作品を受け取る。昼間は試合場、夜中は明晰夢という生活を送り始めたジョアナだが、エリオットという見知らぬ男と出会い、潜在的欲望と満たされない現実の罠にはまってから、現実がぼやけ始めていく。ちなみに、米Colliderは本作を「『インセプション』(2010)と『ブラック・スワン』(2010)をミックスしたような作風」と推測している。
本作のコンセプトについてトンプソンは、「『Balestra』が探求するスポーツと同様、鋭く釘付けになるもの」と話している。「勝利の代償や、自尊心や現実、アイデンティティと堅く繋がれた夢がどんなに面倒なものになるのかが見ものです。」
トンプソンのほかエリオット役で、ディズニー実写映画『アラジン』(2019)ジャファー役などで知られるマーワン・ケンザリが出演する。脚本は、「ロック&キー」(2020-)のアーロン・エリ・コリーテの原案を基に、長編映画デビューを飾るイムラン・ザイディが執筆。監督は『Black Conflux(原題)』(2019)のニコール・ドーシーが務める。トンプソンのほか製作には、原案のコリーテや『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』(2019)のピエール・エヴァン、『ラ・ラ・ランド』(2016)のフレッド・バーガーらが就任している。なお、現在はプリプロダクション(撮影準備)にあるという。
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