『おしゃれキャット』実写映画、『サマー・オブ・ソウル』クエストラブが監督に就任

1970年に公開されたディズニー・アニメ、『おしゃれキャット』の実写映画化企画の監督に、“クエストラブ”の名で知られるアミール・“クエストラブ”・トンプソンが就任したことがわかった。米Deadlineなどが報じた。
『おしゃれキャット』は古き良き時代のフランス・パリを舞台に、仔猫や野良猫の冒険を描くアニメ作品。仔猫の一匹であるマリーはさまざなグッズで展開されており、いまなお絶大な人気を誇っている。
脚本は、同じく可愛らしい動物キャラクターを題材にした『ピーターラビット』シリーズ監督のウィル・グラックと、『2分の1の魔法』(2020)の脚本を手掛けたキース・ブーニンが手がける。
クエストラブことトンプソンは、ヒップホップバンド「ザ・ルーツ」の結成メンバーとして、グラミー賞を6度受賞。音楽ドキュメンタリー映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』(2021)で映画監督に初挑戦すると、第94回アカデミー賞では長編ドキュメンタリー賞を受賞した。『おしゃれキャット』では初めて劇長編映画を手がけることとなる。
トンプソンは音楽プロデューサーとしてディエンジェロ、エミネム、ジェイZなど数々の大物アーティストの作品を手掛けている。そのバックグラウンドならではのグルーヴ感と、ジャズをフィーチャーした『おしゃれキャット』の世界ががいかに融合を果たすかが見所となりそうだ。本作でトンプソンは音楽も手がけるという。