『ザ・バットマン』のバットスーツ、ロバート・パティンソンもデザインに参加 ─ 「今回のスーツは非常に実用的」

バットマン/ブルース・ウェインの若き日を描く単独映画『ザ・バットマン』は、ブルースがバットマンとしての活動を始めてから2年目の物語。もちろんブルースはバットスーツに身を包むが、そのビジュアルは、従来の映画に登場したものよりもいくらか素朴なデザインになっている。
2020年8月23日(日本時間)に開催された「DCファンドーム」にて、マット・リーヴス監督は、本作ならではのバットスーツへのこだわりを語っている。衣裳デザイナーは『1917 命をかけた伝令』(2019)のジャクリーン・デュラン、バットスーツのデザインは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ/ストーリー』(2016)などのグリン・ディロンが担当。監督は2人を「天才」と呼んでいる。
「(バットスーツのデザインで)特に大切だったのは、俳優と一緒に作業ができることでした。ロブ(ロバート・パティンソン)がデザインに関わることが非常に重要だったのです。彼が着て、戦わなければいけないものだから。今回のバットスーツは非常に実用的なところが特徴のひとつで、彼(ブルース)が自分で作ったもの。だから、どういうふうに着るのか、どういう動きができるのかを見られるようにしなくてはいけないし、まだ改良中だというふうに見せたかったんです。」
冒頭に記したように、本作のブルースはバットマンとして2年目。夜ごとバットスーツを身にまとい、ゴッサムの街に繰り出しているせいだろう、バットカウルには大きな傷も見てとれるという。リーヴス監督によると、まずは監督とデザイナーたちがスーツのディテールについて細やかに話し合い、それからパティンソンも参加して、『ザ・バットマン』流のバットスーツが形になっていったという。
ちなみにパティンソンは、『ダークナイト』3部作でバットマンを演じたクリスチャン・ベールと話す機会があったそうで、ベールからは「自力でトイレに行けるようにしておいたほうがいい」とのアドバイスを受けたそう。まさに経験者は語るというべきか、コンセプト通りに実用的なバットスーツだというべきか……。
映画『ザ・バットマン』 は2021年公開。
Source: Collider