『ザ・バットマン』ペンギンの初期デザイン案が公開、特殊メイク無しのコリン・ファレル

2022年1発目となったDC映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』より、登場キャラクターたちの初期デザイン案が公開されている。コリン・ファレルが演じたペンギンに注目してほしい。
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このたび衣装デザイナーのグリン・ディロンによって、4人のキャラクターの初期デザインを写したスケッチ計10枚が公開された。3名の共同体制で製作された衣装デザインで、ディロンは主にロバート・パティンソンが演じたブルース・ウェイン/バットマンが着るバットスーツの開発に携わったが、他のキャラクターでもコンセプトアートの製作を担当したという。
初期デザインから大幅な変更があったキャラクターは、コリン・ファレルが演じたペンギンだろう。本作でファレルは特殊メイクを施してペンギン役を演じ、その別人ぶりは製作現場にいた共演者がファレルであることに気付かなかったほどだ。しかし、ディロンが投稿した3枚目と4枚目を見ると、特殊メイク無しバージョンのペンギンがスケッチされている。
ディロンによれば、話し合いの初期段階では劇中で見られたようなペンギンの全身特殊メイクは候補の1つであり、スケッチにあるように「ただ鼻が折れた」ペンギンのバージョンも検討されていたという。ファレルが扮したペンギンを巡っては、『ゴッドファーザー』シリーズに登場するフレド・コルレオーネがモデルであることが明かされていたが、特殊メイク無しバージョン── 特に高い鼻── はなんだかフレドに似ているような……?
なお、あわせて公開されているコンセプトアートでは、知能犯リドラーや執事のアルフレッド、キャットウーマンの初期案も確認できる。ディロンによれば、キャットウーマンのスケッチは演じたゾーイ・クラヴィッツが正式にキャスティングされる前に描かれたものだという。
Source: Empire