『ザ・バットマン』コリン・ファレルがペンギン役、アンディ・サーキスが執事アルフレッド役で出演交渉中

『トワイライト』シリーズのロバート・パティンソン主演、バットマンの新たな単独映画『ザ・バットマン(原題:The Batman)』に、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)『ダンボ』(2019)のコリン・ファレル、『スター・ウォーズ』新3部作や『ブラックパンサー』(2018)のアンディ・サーキスが出演交渉中であることがわかった。米Varietyなど複数のメディアが伝えている。
今回の報道によると、コリン・ファレルが交渉中とされるのは、コミック『バットマン』シリーズの人気ヴィランであるペンギン役。過去にコンプレックスとトラウマを持つ小柄な男で、正気を保ったまま犯罪を繰り返す、ゴッサムでは異彩を放つ悪党だ。過去には『バットマン リターンズ』(1992)でダニー・デヴィートが演じた。ファレルの出演が実現する場合、コミック映画でヴィランを演じるのは、マーベル原作『デアデビル』(2003)のブルズアイ役以来となる。
また、アンディ・サーキスは主人公ブルース・ウェインの執事アルフレッド・ペニーワース役で交渉に入っているとのこと。本作は若き日のブルース・ウェインを描くといわれているだけに、近年は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でジェレミー・アイアンズが、『ダークナイト』3部作でマイケル・ケインが演じていたよりもはつらつとした、ともすれば軍人時代の名残を思わせる印象で登場することになるのかもしれない。なお、サーキスは本作のマット・リーヴス監督が手がけた『猿の惑星』リブート版で猿のシーザーを演じていた。
単独映画『ザ・バットマン』の特色は、コミック『バットマン』シリーズでおなじみのヴィラン3人衆が一堂に会するところ。ブルース・ウェイン/バットマンと恋仲であり敵対関係でもあるセリーナ・カイル/キャットウーマン役には『ファンタスティック・ビースト』シリーズのゾーイ・クラヴィッツ、犯罪に謎やパズルを仕掛けるエドワード・ナッシュトン/リドラー役にはポール・ダノが就任している。また、ゴードン刑事役として『007』シリーズのジェフリー・ライトも出演する見込みだ。
映画『ザ・バットマン(原題:The Batman)』は2021年6月25日に米国公開予定。撮影は2019年内、あるいは2020年初頭に開始される。
Sources: Deadline, Variety, The Wrap