『ザ・バットマン』ロバート・パティンソン、朝から晩まで撮影の疲労で「自分が人間に見えませんでした」

DCコミックスの最新作『THE BATMAN- ザ・バットマン-』でブルース・ウェイン/バットマンを演じたロバート・パティンソンは、朝から晩までバットスーツに身を包んで撮影に挑んでいたという。撮影最終日の疲労感はというと、自分の姿が「人間には見えなかった」ほどだそうで……。
このたび米Entertainment Weeklyでは、2022年3月11日に日本公開を控える『THE BATMAN- ザ・バットマン-』の製作の舞台裏に関するエピソードが掲載されている。他作品の撮影と比較し、本作は「全てがひっくるめられていた」と語るパティンソン。その真意は、バットマンという唯一無二のキャラクターを演じ切る上でパティンソンが経験した過酷な撮影にあった。
「1週間ずっとスタジオの隣にあるホテルに滞在したんです。4時半に起きてトレーニングを始めて、そのあとは夜の9時半までやって終了みたいな生活だったので。常にあの世界に浸りきりでした。」
本作の撮影は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時中断を経たものの、1年2ヶ月という長丁場で行われた。パティンソンもバットマンモードから離れなければいけない時はあっただろうが、ともかく撮影終了時は本人にしか感じることができない疲労感に襲われていた模様。それは「メイクテストの時の自分の写真を見た時と比べたら、最後なんかは自分が人間に見えませんでした」というパティンソンの言葉から明白だ。「3年くらい路上にへばりついていた風船ガムのような見た目だった」とまでパティンソンは語っている。
そんなパティンソン、メガホンを取ったマット・リーブス監督によると、「ほとんど全てのシーン」で登場しているという。ここからもパティンソンのハードワークぶりが察されるが、ファンにとっては嬉しいことでもある。リーブス監督も、「ずっと彼(ブルース)の経験と一体であるという意味では、とっても(アルフレット・)ヒッチコックらしさが感じられます」と、パティンソンの努力によって生み出された作品の“味”を予告した。
映画『THE BATMAN- ザ・バットマン-』は2022年3月11日(金)全国公開。
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Source: Entertainment Weekly