『ザ・バットマン』続編でロビンは登場するのか? ─ 「たぶんと言っておきます」とマット・リーヴス監督

2022年3月4日に米国公開された『THE BATMAN -ザ・バットマン-』は批評家および一般客から高い評価を獲得しており、早くも続編への期待が高まっている。そんななか、マット・リーヴス監督がポッドキャスト番組「Happy Sad Confused 」に出演し、もし続編が実現するならバットマンに相棒が登場する可能性があるのか訊かれ、キャラクターのために適切な物語を考えられればロビンをフィーチャーできるかもしれないと答えている。
「(ロビンの登場は)たぶんです。たぶんと言っておきます。分かりません。やりたいアイデアがたくさんあって、次の物語が何になるのかも確かではないんです。僕にとって、その物語がなんであろうと、これらのキャラクター、特にバットマンのキャラクターをある種の感情的な危険にさらすことになります。ですから、この話題について語るなら、本当に興味深い物語が存在するかもしれません。そのキャラクターの物語に引き込むためには、感情的な危機感が必要なんです。」
リーヴスはロビンが登場する可能性について語っているが、DCコミックスでは複数のロビンが存在している。まず、初代ロビンは天才的なアクロバットの才能を持つリチャード・“ディック”・グレイソンで、後にナイトウィングとしてデビュー。2代目はストリートキッズだったジェイソン・トッドで、ジョーカーを殺さないバットマンに怒って戦いを挑んだこともあるキャラクター。続いて3代目のティム・ドレイクと4代目のダミアン・ウェイン、隠れた4代目のステファニー・ブラウンも相棒として活躍している。
続編にロビンを登場させるなら、リーヴス監督が何代目を考えているのかは気になるところ。そしてロビンに関しては、バットマン/ブルース・ウェインを演じるロバート・パティンソンにもこだわりがあるようだ。
米Screen Rantのインタビューで、続編でロビンがバットマンの相棒になるなら条件があると、パティンソンが明かしている。「彼は13歳でなくてはいけません。それは、僕が相棒を受け入れる唯一の道です。『Death in the Family』などが大好きですしクールだと思います」とコメントしていた。パティンソンが言及した『Death in the Family』ではジェイソン・トッド版のロビンが命を落とす展開となり、アニメ・アンソロジーシリーズ「バットマン:デス・イン・ザ・ファミリー」(2020)もリリースされている。
なお、現時点で『ザ・バットマン』の続編は正式に決定していないが、プロデューサーを務めるディラン・クラークが、「公言してしまいますが、5年以内には公開されるでしょう」と発言。パティンソンは、続編について監督から説明を受けていないと明かしていた。
『THE BATMAN -ザ・バットマン-』は公開中。
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Source:Happy Sad Confused , Screen Rant