【ネタバレ】「ザ・ボーイズ」シーズン3第4話ラスト、「スパナチュ」キャスの初登場シーンに影響受けていた

この記事には、「ザ・ボーイズ」シーズン3第4話『入念な計画』のネタバレが含まれています。

「ザ・ボーイズ」シーズン3第4話、ソルジャー・ボーイ降臨
「ザ・ボーイズ」シーズン3第4話『入念な計画』では、ブッチャーやヒューイらボーイズの面々が、打倒ホームランダーの鍵を握るとあるヒーローと対面を果たした。ジェンセン・アクレスが演じるソルジャー・ボーイだ。ヒーローチーム“ペイバック”のリーダーとして一昔前に大人気だったソルジャー・ボーイだが、1980年代前半に原発事故を阻止するミッションで殉死したと思われていた。
しかし、ソルジャー・ボーイの死を巡ってはいささか謎が多く、ホームランダーを殺したいボーイズも真相に迫ろうとする。そうこうしているうちに第4話のラスト、ロシアの軍事施設に潜入したボーイズは思いがけずも答えにたどり着くこととなった。施設内に置かれていた巨大装置をブッチャーがこじ開けると、そこから冬眠から目覚めたクマよろしく全裸のソルジャー・ボーイがゆっくりと出てきたではないか。ボーイズ一同が唖然とする中、ソルジャー・ボーイは体内からエネルギー体を発し、フレンチーを守ろうとしたキミコに直撃してしまった。
遂にお出ましとなったソルジャー・ボーイだが、製作を率いるエリック・クリプキによると、その初登場の演出は「スーパーナチュラル」を参考にしていたという。米TV Lineで、クリプキはこう語っている。
「彼(ソルジャー・ボーイ)には、大々的なお披露目を求めていました。おかしなことですけど、僕は『スーパーナチュラル』のことを少しだけ考えたんです。今でも最高の導入をできたと思っているのが、ミシャ・コリンズ(のキャラクター)です。あれこそが良い導入です。作品には、ああやって歩いて入ってくるものですよ!というのもあって、何か壮大なものを欲していて、ドアが開くあの感じ、煙の中から現れる壮大な感じを思いついたんです。彼も最高でしたよ。」
ソルジャー・ボーイを演じるジェンセン・アクレスといえば、「スーパーナチュラル」で主演を務めていたことで知られている。さらにクリプキも同シリーズ生みの親としてシーズン5まで製作に携わった“スパナチュ”ファミリーだ。こうした共通点もあれば、ジェンセンの演出を考える上で「スーパーナチュラル」を参考にするのも納得だろう。
クリプキが語る“ミシャ・コリンズ”とは「スーパーナチュラル」ファンにはおなじみだが、メインキャラクターのカスティエル役を演じたことで知られる俳優だ。シーズン4第1話で初登場を飾ったカスティエルは、同エピソードのラストでジェンセン演じるディーンを地獄から蘇らせた救世主としてヒロイックなお出ましとなった。クリプキも、このカスティエルの演出を気に入っていたようで、奇遇にも同シーンに居合わせていたジェンセンの「ザ・ボーイズ」登場シーンに活きたわけだ。
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なお、クリプキが米Varietyに語ったところによれば、第4話のラスト以外にもソルジャー・ボーイのシーンでは「スーパーナチュラル」のイースターエッグが「たくさん」仕込まれているとのこと。「スパナチュ」ファンは特に目を凝らして、今後の「ザ・ボーイズ」鑑賞に挑むべし……?