『ザ・クリエイター/創造者』本予告公開 ─ 『ローグ・ワン』ギャレス・エドワーズの大作SF、渡辺謙「さあ、どんな仕上がりになっているのか」

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』ギャレス・エドワーズ監督の最新SF大作として注目の『ザ・クリエイター/創造者』より、本予告編映像が公開となった。出演の渡辺謙からのコメントも届いた。
あわせて、公開日が2023年9月28日から10月20日に変更となったことも発表されている。
AIとの戦争を描くディストピア的なSF。予告編映像は、「戦争が始まった時、彼らは守ってくれた。人間よりも優しかった」と涙ぐみながら語るジョシュアの妻・マヤ(ジェンマ・チャン)のセリフから始まる。人間とAIが共生していた平和な日々が一転、AIがロサンゼルスで核爆発を引き起こしたことがきっかけとなり、以来10年もの間、人類とAIとの壮絶な戦いが続いていた。
⼈類を滅ぼす兵器を創り出した“クリエイター”の潜伏先を⾒つけ暗殺に向かった元特殊部隊のジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、超進化型AIの少⼥アルフィー(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)と出会う。映像では、純粋無垢でまるで人間のように成長していくアルフィーの姿に戸惑いつつも、ときには父親のような眼差しを見せるジョシュアの様子が映し出され、徐々に絆を深めていく二人の姿が見てとれる。しかし、“クリエイター”暗殺の命を受けながらもアルフィーを守る行動は許されるはずがない。続く映像では、ジョシュアが「どっちの味方だ?」と仲間から詰め寄られる場面や、AIロボットたちが二人を引き離す場面も垣間見える。
渡辺謙 コメント全文

世界がコロナ禍にある⼀昨年、ギャレス(・エドワーズ監督)から連絡があった。タイで新作を撮ると。題材は「AIと⼈間の戦い」早速プロットを読む。今までの機械と⼈間という対峙とは⼀味違う、⻄洋vs東洋の価値観や⽂明の相違という切り⼝に、ギャレスらしさがあって、快諾した。⼈間も痛みや喜びを学習し成⻑していく。同じ様にAIもそうやって成⻑した時代。⼈間に取って代わる気持ちが無いのに、⼈はそれを恐れ駆逐しようとする。ある意味、今まで世界のヒエラルキーの中で⾏われて来た歴史にも重なる。JD(ジョン・デヴィッド・ワシントン)をはじめとする素晴らしい俳優陣が、その不思議な世界観を体現していく。デジタル世界を超アナログなジャングルでの撮影。ギャレスもインディーズで撮っていた頃に戻り、⾃分でカメラを担いで撮り進める。さあ、どんな仕上がりになっているのか、出演者達が⼀番驚く事になるのは間違い無い︕
※本コメントは7/14から開始した全米映画俳優組合のストライキ前に発表されたコメントです。
『ザ・クリエイター/創造者』は2023年10月20日公開。