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英王室ドラマ「ザ・クラウン」撮影現場から2,300万円相当の小道具が盗難

「ザ・クラウン」シーズン3
Netflixオリジナルシリーズ「ザ・クラウン」独占配信中

Netflix製作による人気ドラマ「ザ・クラウン」(2016‐)は英エリザベス女王2世の治世が描かれ、その豪華絢爛な衣装や舞台セットが大きな話題となっているシリーズ。その撮影現場で、20万ドル相当(およそ2,300万円)の小道具が盗まれる事件が発生したことが明らかとなった。

Varietyによれば、シーズン5の撮影中に近くのセットから350を超えるアイテムが盗まれ、その中にはファベルジェの卵のレプリカや、クリスタルのガラス製品をはじめとする品が含まれていたという。

英サウス・ヨークシャー警察は、製作チームが近くでドラマを撮影中、ヨークシャーのメクスバラにある大型トラックの駐車場に、トラック3台が侵入した際に起きた盗難事件を捜査しているとのこと。盗まれたアイテムの代わりとなる小道具が調達されるため、事件による撮影への影響はないと報じられている。

Netflixは盗品の回収を迅速に促すことを目的に、芸術と骨董品の英週刊誌『Antiques Trade Gazette』に盗まれた小道具の情報を提供。そのリストには、 1897年に制作されたファベルジェのコーチエッグのレプリカ、シルバーの枝付き燭台12セット、金の枝付き燭台7つ、ウィリアム4世の振り子時計の文字盤、ロシアの宗教的な絵画数点、10ピースの銀の化粧台、サンルイの金箔クリスタルガラス製品とデキャンターが記されている。

「ザ・クラウン」で舞台美術デコレーターを務めるアリソン・ハーヴェイは、「盗まれたアイテムは必ずしも最良の状態であるとは限らないため、再販の価値は限られています」としながらも、 「それらの品は英国の映画産業にとって作品としての価値があります」と訴えている。

Source:Variety

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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