キャリー・マリガン&レイフ・ファインズ共演、Netflix映画『時の面影』予告編 ─ 大戦迫るイギリス、静寂な大地に眠る過去の遺産をかけたヒューマンドラマ

『華麗なるギャツビー』(2012)『ワイルドライフ』(2019)などで知られるキャリー・マリガンと『キングスマン』『007』シリーズなどで知られるレイフ・ファインズが共演するNetflix映画『時の面影』が2020年1月29日に独占配信開始となる。これに先がけて、予告編が公開された。
舞台は第二次世界大戦が迫るイギリス。裕福な未亡人エディス・プリティ(マリガン)は、所有する土地にある墳丘墓を発掘するべく、アマチュアの考古学者バジル・ブラウン(レイフ・ファインズ)を雇う。やがて、そこに隠された歴史の遺産が姿を現し、不確かな未来が影を落とすこの国に、いにしえの記憶が蘇る…。
「博物館に依頼するのが一般的だ」。大戦が近づいた状況で、新規事業に手を出せない博物館の事情もあり、経験豊富で熱意に溢れた考古学者バジルが発掘を行うことになる。「子どもの頃からずっと掘ってきたんだ」。
「ヴァイキング時代か、それより前のものかな」。戦争の到来など全く感じさせない静寂な大地に眠る遠い過去の遺産。これが、ただの墓でなく「戦士、もしくは王の墓」ということが判明する。

世紀の大発見を目の前にしたエディスの元に、博物館側の職員たちがやってくる。「暗黒時代を読み解く鍵です」。さらに、このビッグニュースに大勢の記者も押し寄せる。こうした苦難を乗り越えながら、懸命に発掘を進めるエディスたち。「これは一生に一度の発見だ」とバジルが確信する遥か昔の遺産が、戦争に飲み込まれようとするイギリスの地にもたらす意義とは…?

未亡人エディスを演じるマリガンは、『17歳の肖像』(2009)『わたしを離さないで』(2010)『華麗なるギャツビー』などで、状況は違えど自分の置かれた運命に抗い、わずかな可能性に希望を見出すキャラクターを演じてきた。そんな彼女が本作で見せる繊細な心の機微に注目したい。
マリガン&ファインズのほか、本作には多彩なキャストたちが集結。『イエスタデイ』(2019)『レベッカ』(2020)などで知られるリリー・ジェームズ、『ブルックリンの恋人たち』(2014)などのジョニー・フリン、『シン・レッド・ライン』(1998)『シンデレラ』(2015)のベン・チャップリン、『ホビット』シリーズのケン・ストットが名を連ねた。脚本は、『ジェーン・エア』(2011)『ビザンチウム』(2012)などのモイラ・バフィーニ。監督は、2018年上演の舞台『Yerma(原題)』でローレンス・オリヴィエ賞最優秀監督賞を受賞した気鋭サイモン・ストーンが務めた。
Netflix映画『時の面影』は、2020年1月29日独占配信開始。