【ネタバレ?】『ザ・フラッシュ』に登場できなかったDCカメオキャラクターを監督が明かす

DC映画の集大成とされる『ザ・フラッシュ』では、マイケル・キートンのバットマンが時空を超えて再登場する。海外レビューの中には「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ミーツ『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』」と評する声もあり、さらなるDCキャラクターがカメオ登場することも予想されている。
『ザ・フラッシュ』では、どんなキャラクターが登場候補となり、逆にどのキャラクターが登場できなかったのか。監督を務めたアンディ・ムスキエティと、その姉妹で製作を務めたバーバラは米Comicbook.com開催のイベントで重要なヒントを明かしている。
この記事には、『ザ・フラッシュ』のネタバレとも捉えられる内容が含まれています。公開前に公に語られた情報ではありますが、気になる方はお気をつけください。

DCユニバースに本格的にマルチバースが導入され、これまで考えられなかった奇跡の共演が可能となる『ザ・フラッシュ』。マイケル・キートンとベン・アフレックによる2人のバットマン登場が実現しているが、そこには起用を検討しながらも叶わなかったキャラクターたちがたくさんいたようだ。「時間の制約があって、出せないキャラクターがたくさんいたんです」と、バーバラは話している。
登場させたいキャラクターや役者について、「リストが無限にあった」と監督のアンディ。「そこから選ばなくてはいけなかったんです」。
明かされたところによると、『ザ・フラッシュ』に登場できなかったキャラクター/キャストは、“初代”ワンダーウーマン役のリンダ・カーターや、『スーパーマン』(1978)ジョー=エル役マーロン・ブランド、「怪鳥人間バットマン」(1966-1968)ペンギン役のバージェス・メレディスとジョーカー役のシーザー・ロメロだ。「僕たちはあのシリーズを観て育ちましたから。我々にとっての初めてのバットマンはアダム・ウェストでした」とアンディは振り返る。
さらにアンディは、TVシリーズ版「THE FLASH / フラッシュ」で主人公バリー・アレンを演じたグラント・ガスティンについて「カメオ登場は検討されたか」と微妙なところを突く質問に「もちろんです」と回答。「先ほども言ったように、リストが膨大だったんです。ですから、TVシリーズのDCキャラクターたちも、もちろん検討しました。ただ、そこから選ばなくてはならなかったということです」と述べている。
『ザ・フラッシュ』では、“あのキャラは出ているのか、出ていないのか”をめぐる期待と推理合戦が勃発しそうだ。少なくとも言えることは、カーター、ブランド、メレディス、ロメロのクラシック組は登場しないであろうこと(そもそも故人も含まれているわけだが)。注目はドラマ版のグラント・ガスティン。ファンにとっては思い入れの深い、何シーズンも続いたドラマ版の主人公が映画館のスクリーンにクロスオーバー登場すれば拍手喝采ものだが、当然ながらアンディは出るとも出てないとも言っていない。
本作は海外レビューで、「本当にスーパーヒーロー最高傑作」「スーパーヒーロー映画に求める全て、いや、それ以上がある」と大絶賛。何が飛び出すかわからないこの注目作は2023年6月16日、日米同時公開だ。
▼『ザ・フラッシュ』の記事
『ザ・フラッシュ』は良い映画なのに興行不振「何がどうなってる?」『キングスマン』監督が見るスーパーヒーロージャンルの異変 マシュー・ヴォーンの意見とは 若きキアヌ・リーブス、スタントで『ミッション:インポッシブル』トム・クルーズを超えていた? ─ VFXアーティストが『ハートブルー』を絶賛 「今でも没入できる」 『バットマン』ティム・バートン監督、『ザ・フラッシュ』に苦言 ─ 「彼らはやりたい放題している」 スタジオへの複雑な胸中 お蔵入り『バットガール』監督が『ザ・フラッシュ』を観た、「悲しかった」 あまりにも辛い 『ザ・フラッシュ』が米配信、『ブラックアダム』より劣る視聴記録スタート もっと観られて欲しいよ
Source:Comicbook.com