DC映画『ザ・フラッシュ』4月にも撮影準備予定だった ─ 新型コロナウイルスの影響で遅延発生か

DCコミックス原作映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』のプリプロダクション(撮影準備)が2020年4月にも始まる予定だったことがわかった。
米Screen Rantの取材によると、『ザ・フラッシュ』でスタント・コーディネーターを担当するのは、『ジャスティス・リーグ』(2017)のユーニス・ハサート。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)や『マレフィセント』シリーズにも携わってきたスタントパーソンだ。ハサートはインタビューの中で、次に携わる作品について問われると「『ザ・フラッシュ』が始まる予定でした。4月末から5月頭にも始まるはずだったんですが、今どうなっているのかは分かりません」と答えている。
本作は2022年7月米国公開のため、ポストプロダクション(撮影後作業)に時間を要する大作映画としては、約2年前に準備が始まるというスケジュールは自然なものだ。ハサートは『ザ・フラッシュ』が進捗不明となった理由を明言してはいないが、現在、ハリウッドのスタジオ各社は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて、ほぼすべての企画を停止している。進行中の撮影は中断され、主にリモートワーク可能な作業が継続されているような状況なのだ。
フラッシュ役のエズラ・ミラーは、本作に先がけて、『ファンタスティック・ビースト』第3作(タイトル未定)の撮影に参加する予定だった。しかし同作も、イギリス・ロンドンにおける3月16日(現地時間)の撮影開始が延期となっている。おそらく、『ザ・フラッシュ』のスケジュールに影響が生じる可能性も高いだろう。
『ザ・フラッシュ』は、人気コミック『フラッシュポイント』(ヴィレッジブックス刊)を原案とするバリー・アレン/フラッシュの単独映画で、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』2部作のアンディ・ムスキエティが監督に就任。脚本は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』のクリスティーナ・ホドソンが執筆する。
映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』は2022年7月1日に米国公開予定。
Source: Screen Rant