実写版『リトル・マーメイド』メイキング米公開 ─ アリエル役ハル・ベイリー、美声レコーディング

ディズニー製作の実写映画版『リトル・マーメイド』の日本公開が迫りつつあるなか、期待作のメイキング映像が米公開となった。
1989年に公開された同名アニメ映画から34年の時を経て、現代に合わせてキャラクター設定やオリジナル曲の歌詞が一部アップデートされたという本作。そのメイキングにはキャストやロブ・マーシャル監督のインタビューも挿入されているが、注目はスタジオでのレコーディング映像だ。
海の王女アリエル役で主演するハル・ベイリーの美しい歌声に、作曲で参加したリン=マヌエル・ミランダが「この声ですよ」と驚嘆。アニメ映画・実写版映画で作曲を担ったアラン・メンケンと共にスタジオで談笑しているベイリーの映像に合わせて、マーシャル監督は「ハル・ベイリーが僕たちのために歌ってくれた時はエモーショナルになりました。彼女はハードルを上げ、誰もそれを越えられないでしょう」と絶賛した。
メイキングの中盤では、海の魔女アースラ役を演じるメリッサ・マッカーシーも登場。映画からのシーンは、マッカーシーが「ドラァグクイーンがウースラのインスピレーションの源」と明かしていた通り、迫力に満ちた存在感で場面をさらうほどのインパクトだ。監督も、「アースラ役のメリッサ・マッカーシーは並外れています」と称賛し、マッカーシーは「彼女は凄く卑劣で狡猾なんです」とウースラの性格を表現している。
続いて映像は再びスタジオへ戻り、「アニメ版で初めて映画の作曲を手がけたんです」と語るメンケンが、この作品にマヌエル・ミランダと共に戻って来れたことが感動的だったと話し、「2人で一緒に書いた曲が、『リトル・マーメイド』の真髄を拡大してくれました」とコメント。メンケン&マヌエル・ミランダ、ベイリーがオーケストラをバックにレコーディングに挑む場面や、圧巻の歌唱力を見せつけるベイリーなど見どころ満載のメイキングは、「夢が叶いました」というベイリーの言葉で締めくくられている。
映画『リトル・マーメイド』は2023年6月9日(金)公開。
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Source:@Walt Disney Studios