実写版『リトル・マーメイド』新予告編が米公開、海の魔女アースラの姿が明らかに

ディズニーによる実写版映画『リトル・マーメイド』の新予告編が米国で公開された。海の魔女アースラが初めて実写で全貌を見せている。
1991年に日本公開された名作アニメ映画『リトル・マーメイド』の主人公は、海の王国に暮らすマーメイドの王女アリエル。人間の王子に恋したアリエルは海の魔女アースラと契約を交わし、地上の世界へ向かうが……。
新予告編は、激しい嵐に遭遇した帆船が大破し、甲板にいたエリック王子が荒れ狂う海に放り出されるシーンで幕を開ける。海中深くへ沈んでいくエリックを見つけたアリエルが浜辺へ連れて行き救い出すが、息も絶え絶えに横たわる王子を発見した城の部下たちが近づいて来たため、アリエルは名残惜し気に海へ戻る。
しかし、以前から人間に興味を抱いていたアリエルはエリックのことが忘れられない。そんな恋する彼女に海の魔女アースラが助けを申し出て、「自分も人間にならなければ地上では暮らせない」と告げる。するとアースラは、光を帯びた触手をアリエルに向けて伸ばす。不気味な笑い声と共に発せられた紫色の煙に包まれたアリエルは、尾の代わりに脚で水を掻きながら海面へ向かって泳いでいく……。
これまでリリースされていた映像でアースラは姿を見せず、その不敵な笑い声しかフィーチャーされていなかったが、このたび全貌が明らかに。その他にも、「脚があるぞ!」と叫びながらアリエルに絡むカモメのスカットルとカニのセバスチャン、城内を闊歩するエリック、馬車に乗ったエリックとアリエル、イルカの大群と一緒に海中を華麗に泳ぐアリエル、夜空に上がる壮大な花火を背景に進む帆船などのシーンも登場。予告編を一見する限り、アニメ映画の要素をかなり忠実に再現しているようだ。
アリエル役で主演するのは姉妹デュオグループ、クロイ&ハリーの妹・ハリー・ベイリー。コメディドラマ「Grown-ish(原題)」(2018‐2022)などにも出演し、女優としても活動している。エリック王子役で『ベラのワンダフル・ホーム』(2019)のジョナ・ハウアー=キング、アースラ役で『ゴースト・バスターズ』(2016)のメリッサ・マッカーシー、トリトン王役で『ノーカントリー』(2007)のハビエル・バルデムが出演。
声優陣には、『ルーム』(2015)のジェイコブ・トレンブレイが魚のフランダー役、『オーシャンズ8』(2018)のオークワフィナがスカットル役、『ブラインドスポッティング』のダヴィード・ディグスがセバスチャン役で名を連ね、豪華キャストが集結している。
監督を務めたのは、『イントゥ・ザ・ウッズ』(2014)『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018)などミュージカル映画の数々を手がけたロブ・マーシャル。『キック・アス』(2010)『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)のジェーン・ゴールドマン、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(2012)のデヴィッド・マギーが脚本を担当している。
『リトル・マーメイド』は2023年6月9日に日本公開。
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Source:@Walt Disney Studios