『喜望峰の風に乗せて』レイチェル・ワイズ、夢追う夫コリン・ファースを支える ─ 「私にはできない」自らの想い明かす

『博士と彼女のセオリー』(2014)のジェームズ・マーシュ監督、『キングスマン』シリーズのコリン・ファース主演最新作『喜望峰の風に乗せて』が、本日2019年1月11日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国の映画館で公開される。
たったひとりで世界一周単独ヨットレースに参加したドナルド・クローハーストの人生を描いた本作より、このたびドナルドの妻クレアを演じたレイチェル・ワイズが想いを語る特別映像が公開された。
『ナイロビの蜂』(2005)でアカデミー賞®とゴールデン・グローブ賞を受賞、美貌と演技力を備えた女優として高く評価されたレイチェル・ワイズは、パオロ・ソレンティーノ監督『グランドフィナーレ』(2015)、ヨルゴス・ランティモス監督の『ロブスター』(2015)などに出演。ヨルゴス監督の最新作『女王陛下のお気に入り』(2月15日公開)では第76回ゴールデン・グローブ賞の助演女優賞にノミネートされるなど、世界中の鬼才と仕事を重ねながら輝きを増しつづけている。
『喜望峰の風に乗せて』でレイチェルが演じるのは、自らの夢や名誉、そして家族のために世界一周単独ヨットレースに参加するドナルド・クローハーストの妻クレア。彼女は不安を抱えながらも最愛の夫の挑戦を受け入れ、子供たちを守ることになる。

本作についてレイチェルは「夫婦の絆を描いた作品」だと語り、「愛する人の夢を止められるかどうかを問う作品です。私の答えは“できない”だった」と振り返った。常軌を逸した夫の夢を支え、幼い3人の子供たちを守り抜く愛に溢れた女性を、レイチェルは凛とした佇まいで演じている。『喜望峰の風に乗せて』は、ハーストの航海に並んで、その夢を尊重し、待ち続けるクレアの存在にも心を打たれる物語だ。

『喜望峰の風に乗せて』
1968年、イギリス。ひとりぼっちで海に出て一度も港に寄らず、世界一周を果たすという過酷なヨットレース「ゴールデン・グローブ・レース」が開催される。華々しい経歴のセーラーたちが参加する中、アマチュアで航海計器を扱う会社を経営するビジネスマンのドナルド・クローハースト(コリン・ファース)が名乗りを上げた。
レース用のヨットを持たないドナルドの果敢な挑戦にスポンサーが現れ、周囲の期待に押される中、ドナルドは妻クレア(レイチェル・ワイズ)と子供たちを残して出発する。しかし彼を待っていたのは、厳しい自然と耐えがたい孤独、そして予想もしなかった自身の行動だった……。

監督を務めるのは、天才物理学者ホーキング博士とその妻の愛を描いた『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞®5部門にノミネートされたジェームズ・マーシュ。主演は『英国王のスピーチ』(2010)で同賞を受賞したコリン・ファース。実在の人物を卓越した技術と才能で描き出した映像作家と俳優が、ついに初めてのタッグを組んだ。
映画『喜望峰の風に乗せて』は2019年1月11日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。
『喜望峰の風に乗せて』公式サイト:http://kibouhou-movie.jp/