『ザ・プレデター』別エンディング、『エイリアン』リプリー&ニュートの登場案が撮影されていた

人気SF映画『プレデター』シリーズの第4作、『ザ・プレデター』(2018)の別エンディング案が明らかになった。
SFXアーティストのユーリ・エヴァーソン氏によると、シェーン・ブラック監督をはじめとする製作チームは、本編とは異なる別エンディングを3パターン撮影していたという。驚くべきは、『エイリアン』シリーズとのクロスオーバーが『ザ・プレデター』の結末で検討されていたことだ。
この記事では、映画『ザ・プレデター』のラストシーンに言及しています。

『エイリアン』リプリー、ニュートの登場案
『ザ・プレデター』のラストでは、フジティブ・プレデターの宇宙船から回収された「プレデターキラー」が登場する。主人公クイン・マッケナがマスクを引き受けるという結末には、残念ながら本編に使用されなかった別バージョンが実際に撮影されていたという。『エイリアン』シリーズの主人公エレン・リプリーがマスクを着けて登場するバージョン、そして『エイリアン2』(1986)の少女ニュート/レベッカ・ジョーダンが同じくマスクを着けて登場するバージョンだ。
それぞれ実際に製作されたマスクや撮影の風景は、エヴァーソン氏のInstagramにて公開されている。
使用されなかった別エンディングでは、リプリー&ニュートの二役を、ともにスタントパーソンのブレアナ・ワトキンスが演じたとのこと。エヴァーソン氏が「マスクの下で」と記しているあたり、本編でキャラクターの素顔を見せる予定はなかったようだ。
なお、掲載されている写真でも確認できるように、リプリーの名前は衣裳の胸元に刻まれ、ニュートの本名であるレベッカ・ジョーダンの名前はモニターに映し出されている。
それにしてもこのアイデア、いったい今後のどんな展開を見越して実際に撮影されたのだろう。エレン・リプリーは2092年生まれの設定だが、時系列の問題はどのように解消される想定だったのか。謎は深まるばかりである……。
『ザ・プレデター』Blu-ray&DVDは、2019年1月5日(土)リリース。先行デジタル配信中。
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発売元・販売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
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