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伝説の駄作『ザ・ルーム』リメイク版にボブ・オデンカークが出演 ─ 支離滅裂な脚本や棒読み演技で「最高の最低映画」と称されたカルト作

ボブ・オデンカーク Bob Odenkirk
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/43555583562/

「ベター・コール・ソウル」(2015-2022)のボブ・オデンカークが、“駄作界の市民ケーン”こと『ザ・ルーム』(2003)の20周年記念リメイク版にジョニー役で出演することがわかった。米Varietyなどが伝えている。

『ザ・ルーム』は、トミー・ウィゾーが脚本・監督・製作・主演を務めたカルト映画。サンフランシスコの銀行員ジョニー(ウィゾー)が、婚約者リサ(ジュリエット・ダニエル)の浮気を知って疑心暗鬼になり、人生の歯車を狂わせていく姿が描かれる。支離滅裂な脚本や棒読み演技など、そのヒドさが逆に大受けした本作は、“最高の最低映画”や“駄作界の市民ケーン”などと称されカルト的人気に。2017年にはジェームズ・フランコ監督・主演で同作の製作裏側を描いた『ディザスター・アーティスト』が公開され、アカデミー脚色賞ノミネートやゴールデングローブ主演男優賞受賞を果たした。

オデンカークのリメイク版出演については最初に米Slashfilmが報じ、その後オデンカーク本人が、同ニュースを引用リツイートする形で出演を認めた。

「これは本当。事実です。ついでに言わせてもらうと、できる限り誠実にすべてのセリフを言えるようベストを尽くしました…そして、めちゃくちゃ楽しかったです」

本企画は、バーチャルで演劇や映画の読み合わせを行うボランティア団体「Acting For a Cause」によるチャリティの一環。同団体のInstagramには、オデンカークが出演するワンシーンの写真が公開されている。

Varietyによると、オデンカークは2023年1月に撮影を行ったとのこと。本編の大部分はグリーンバックで撮影されたと伝えられている。この『ザ・ルーム』リメイク版の正式な公開日は未定だ。

Source:Variety,Slashfilm

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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