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エズラ・ミラー、スティーヴン・キング「ザ・スタンド」で放火魔の狂人役 ─ 「誰も見たことのないエズラです」

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巨匠スティーヴン・キングの同名小説をテレビドラマ化した「ザ・スタンド(原題:The Stand)」に、『ファンタスティック・ビースト』シリーズや『ジャスティス・リーグ』(2017)のエズラ・ミラーが出演していることがわかった。米Entertainment Weeklyにて劇中写真などが公開されている。

致死率99%の新型インフルエンザが蔓延し、アメリカが滅亡した未来。疫病の感染が拡大、超自然現象も起こる終末の世界で、人類の運命は108歳の老女マザー・アビゲイルと生存者たちの手にかかっていた。そんな中、世界征服を目論む“闇の男”ランドール・フラッグが動き出し、ついに善と悪が激突する……。

「ザ・スタンド」でエズラが演じるのは、“ごみ箱男”ことトラッシュキャン・マン役。放火魔の狂人であり、戦いのカギを握るキーパーソンだ。製作総指揮・脚本のベンジャミン・キャベルによると、エズラは原作の大ファンで、長らくトラッシュキャン・マン役を演じたいと考えていたそう。エズラは初めての打ち合わせでトラッシュキャン・マンを「放火愛の化身」と形容。「放火は彼が唯一できることであり、爆発や炎、破壊は彼の人生で唯一安らげるもの」だと説明したという。

劇中、エズラ演じるトラッシュキャン・マンは服らしい服をほとんど着ておらず、耐火性の下着とコンバットブーツ姿で現れる。この格好は、エズラが“放火狂”という設定に基づいて着想したものだ。本人いわく、「トラッシュは爆薬を作り、爆発させ、炎を楽しむためにできるだけ近づくために必要なもの以外は何も身に着けないんです」。エズラは衣裳部と協働してキャラクターのルックを自ら作り上げており、その作業は「すごく楽しかった」と話している。

トラッシュキャン・マンというキャラクターについて、エズラは「デタラメな行動と見た目に惹かれました。彼はナメられているし、誤解されている」とコメント。その渾身の演技について、ベンジャミンは「誰も見たことのないエズラです。[中略]確かに狂っているのに、彼のふるまいからはエズラ・ミラーの魂がきらめいて見える。言い尽くせない素晴らしさです」と自信を隠さない。

出演者には、マザー・アビゲイル役にウーピー・ゴールドバーグ、“闇の男”ランドール・フラッグ役に『ターザン:REBORN』(2016)のアレクサンダー・スカルスガルド、「ウエストワールド」(2016-)ジェームズ・マースデン、『グッバイ、リチャード!』(2020)オデッサ・ヤング、『アクアマン』(2018)アンバー・ハード、『オーヴァーロード』(2018)ジョヴァン・アデポら。原作者のスティーヴン・キングが最終話の脚本を執筆し、新たな結末を書き下ろした。製作総指揮は『ニュー・ミュータンツ(原題:New Mutants)』のジョシュ・ブーンが務め、第1話と最終話の監督も担当。

ドラマ「ザ・スタンド(原題:The Stand)」は2020年12月17日よりCBS All Accessにて米国配信予定。

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Source: Entertainment Weekly

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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