【ネタバレ】『ソー:ラブ&サンダー』おまけシーン完全解説 ─ 新キャラクターとサプライズ、今後への影響は

この記事には、『ソー:ラブ&サンダー』のネタバレが含まれています。

ソーは帰ってくる
『ソー:ラブ&サンダー』ある意味最大のサプライズが、最後に表示された「ソーは帰ってくる」のテロップ。マーベル映画で「◯◯は帰ってくる」とのテロップはお馴染みのものだが、ソーの場合、クリス・ヘムズワース卒業説もあったため重大な意味合いを帯びることとなった。
ヘムズワースは本作について「僕にとって最後のマーベル映画になるかもしれない」「人から“もうやめろ”と言われる前にやめたい」と“去り際”を意識した姿勢を示してきた。思えば『アベンジャーズ』初代メンバーではトニー・スターク、スティーブ・ロジャース、ナターシャ・ロマノフは既に役目を終え、ブルース・バナーとクリント・バートンも積極的な戦いからは身を引いているようなスタンスだ。現役で戦い続けている唯一のヒーローとなっているソーだが、「帰ってくる」のテロップ告知がなされということは、ヘムズワースはマーベル・スタジオと契約を更新した、あるいはその具体的な目処が立ったということだろう。
現時点で発表されている今後の予定作の中で、ソーが登場しうる作品を予想することは難しいが、カメオ登場の可能性が考えられるのが『Guardians of the Galaxy Vol. 3(原題)』。『ラブ&サンダー』ではガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーがゲスト登場したので、そのお返しとしての友情出演があり得る。ガーディアンズはゴア襲来による救難信号を受けて飛び立ったわけなので、ベネター号艦内の通信でソーと「あの後こんなことがあった」と報告し合うかもしれない。ベネター号を自分の船だと思っているソーが「俺の船をちゃんと手懐けているか」とお節介するかもしれない。
もしもソーの単独5作目が製作されるのであれば、それはMCU単独シリーズ最長記録を更新するばかりでなく、古今東西のヒーロー映画の中でも異例の長寿記録ということになる。
現在MCUでは次世代ヒーローへの世代交代が続々と行われているところ。ソーの場合はゴアから引き取った少女ラブがその後継者となるだろう。劇中でラブを演じたのは、ヘムズワースの実娘インディア・ヘムズワース。これに伴ってインディアちゃんが今後役者として活動するかどうかはヘムズワース家次第だが、今後もラブが再登場する際にはリキャストされる可能性もあるだろう。『アントマン』シリーズでは、主人公スコット・ラングの娘キャシー役がシリーズ第3作『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア(原題)』で変更されたという前例が既にある。
『ソー:ラブ&サンダー』は公開中。
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