『ソー:ラブ&サンダー』にグランドマスターとエイトリが登場するはずだった ─「カットされた」とクリスチャン・ベール

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『ソー:ラブ&サンダー』に、かつてMCUの過去作品に出演したジェフ・ゴールドブラムとピーター・ディンクレイジが参加していたことがわかった。本作で神殺しのゴア役を演じたクリスチャン・ベールが語った。
しかしクリスチャン・ベールいわく、ゴールドブラムとディンクレイジが登場するシーンは本作の完成版ではカットされてしまっているのだという。ある海外のインタビューにて、ベールがふたりとの共演について説明している。
「ピーター・ディンクレイジと一緒に仕事をさせていただきました。最終編集版には登場しませんが、とても素晴らしい方です。ジェフ・ゴールドブラムとも仕事を共にしたのですが、彼もまた最終編集版にはいません。そのとおり、多くのものがカットされてしまうんです。たとえそれが美しいものであっても。」
ゴールドブラムは『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)で惑星サカールの統治者・グランドマスター役を演じ、かたやディンクレイジは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)で鍛冶職人のドワーフ・エイトリ役として、サノスを倒すべく“ストームブレイカー”を創り出す重要な役割を担った。
『ソー:ラブ&サンダー』には主演のクリス・ヘムズワースはもちろん、テッサ・トンプソンとナタリー・ポートマンもシリーズに復帰。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのクリス・プラットをはじめとするキャストたちのほか、ラッセル・クロウら豪華俳優陣が名を連ねた。ここにゴールドブラムとディンクレイジまで参加していたのだから、出演シーンが残っていればファンの注目度はさらに高まっていたはずだ。
ちなみにディンクレイジは、『ソー:ラブ&サンダー』について過去に言及しており、その怪しい回答ぶりに出演の噂が囁かれていた。当時は必死に誤魔化そうとしていたが、どうやら本当に出演していたようだ。
本作におけるグランドマスターとエイトリの再登場は残念ながら叶わなかった。一体、どんな形で登場する予定だったのだろうか? カットされるということは物語の中心人物ではなくカメオ的登場だったのかもしれないが、ひとつ確かなことは、神殺しのゴアを演じたベールと共演していたこと。もしや二人とも命の危機にさらされていた……?
映画『ソー:ラブ&サンダー』は、2022年7月8日(金)に劇場降臨。
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