『ソー:ラブ&サンダー』ゴアの初期デザイン案、怖すぎる

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『ソー:ラブ&サンダー』でクリスチャン・ベールが演じるヴィラン、神殺しのゴアの初期デザイン案が公開された。劇場版のゴアよりもかなり恐ろしいビジュアルとなっている。
ゴアは、かつて信奉していた神々に裏切られたことで復讐を誓い、ソーたちの前に立ちはだかるヴィラン。劇中のゴアは白い肌とスキンヘッド、黒い唇が不気味だが、演じるベールの顔立ちが分かる特殊メイクが施されている。
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対して、コンセプト・アーティストのケン・バルテルミーが自身のInstagaramに投稿した初期デザイン案は、まるでエイリアンのフェイスハガーを彷彿とさせるモンスター的なビジュアル。このデザインが採用されていたら、誰が演じているのか判別がつかなかったかもしれない。
このデザインにはVol.1とVol.2のバージョンがあり、バルテルミーは、「どちらのバージョンが好み?クリスチャン・ベールがキャスティングされる前に、Odd Studio(特殊効果・キャラクターデザインの会社)で、『ソー:ラブ&サンダー』のためにデザインした初期のゴッドブッチャーのゴアだ。ベールが演じたキャラクターをすごく気に入ったよ」とコメントしている。パっと見ではVol.1とVol.2は同じように感じるが、比較すると鼻の部分に大きな違いがあり、Vol.2の方がより狂暴な印象を受ける。

なお、ゴアのデザインについては、『ハリー・ポッター』シリーズに登場する史上最恐の闇の魔法使い、ヴォルデモート卿と被らないよう、意識してデザインされたとタイカ・ワイティティ監督が明かしていた。コミックのゴアはヴォルデモートのように切り込みの入った潰れた鼻をしている。ベルテルミーの初期デザインを見る限り、コミックのものが反映されていたようだ。
皆さんは、初期デザイン案と劇場版のゴアのどちらがお好みだろうか。『ソー:ラブ&サンダー』は公開中。
Source:Instagaram