『ソー:ラブ&サンダー』は恋愛小説がインスピレーションの源?タイカ・ワイティティ監督「予想外の作品にしたい」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ソー:ラブ&サンダー』ではタイトルに“ラブ”とあるように、新たな“マイティ・ソー”としてカムバックするジェーン・フォスターとソーのロマンスが復活するのではないかと注目が集まっている。
『マイティ・ソー』(2011)では、知的で美しい天文物理学者のジェーン・フォスター(ナタリー・ポートマン)と、地球へ追放されてしまった傲慢な雷神ソー(クリス・ヘムズワース)が運命的な出会いを果たすも、『マイティー・ソー バトルロワイヤル』(2017)では2人の破局が示唆されていた。その続編で、全てにおいて真逆な2人が恋心を再燃させることになるのか気になるところだが、第4作で脚本も手がけるタイカ・ワイティティ監督が米Wiredのインタビューで、古いロマンス小説がインスピレーションの源になったと明かしている。
監督は、『ラブ&サンダー』をラブストーリーとして執筆しようとしたこと、映画のビジュアルの全体的なイメージが、マーベル・コミック伝説のクリエイターにしてソー生みの親であるジャック・カービーのコミックと、英出版会社ミルズ&ブーンの古いロマンス小説の表紙であること以外は、契約上の理由により多くを語っていない。しかし監督は、アメコミ映画というジャンル枠では、『ラブ&サンダー』を“予想外”の作品にしようと試みたとも述べている。
ミルズ&ブーン社の作品とは、男女の濃厚な恋愛が描かれるロマンス小説だ。『マイティ・ソー バトルロイヤル』でシリーズ人気を甦らさせたとまで賞賛された監督のこと、きっとファンの想像もつかないような要素を大量にブチ込んで、良い意味で大きな衝撃を与えてくれそうだ。
なお、以前にワイティティは第4作を「スーパーヒーローと宇宙が登場する、愛についての映画です」と称していた。映画『ソー:ラブ&サンダー』は、2022年7月8日に日米同時公開公開。
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Source:Wired