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『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』主役はクリス・ヘムズワースか、それともナタリー・ポートマンか ─ 初の「ソー2人体制」にタイカ・ワイティティ監督が明言

クリス・ヘムズワース ナタリー・ポートマン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48470999262/ Remixed by THE RIVER

『マイティ・ソー』シリーズの第4作『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』は、映画シリーズ史上初となる“ソー2人体制”の物語だ。クリス・ヘムズワースが演じてきた雷神ソーのみならず、ナタリー・ポートマン演じるジェーン・フォスターが再登場し、ソーとしてムジョルニアを手にするというのである。では、今度のタイトルロールはクリスのソーなのか、それともナタリーのソーなのか。主人公は一体どっち?

前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)に続いて登板するタイカ・ワイティティ監督は、米MTV Newsの取材にて、この質問に「クリスですよ」と即答。「『マイティ・ソー』だし、彼がソーですから。彼女(ナタリー)はそこに出てくるということです」。これまでクリスが演じてきたソーの物語が続編でも継続されること、また男女バディ映画のような“ダブル主演”という方向性でもないことがうかがえる。

一方で、タイカ監督がジェーンのソーを、クリス演じる主人公ソーに対するサブキャラクター的な扱いで捉えていないであろうことには気を留めておきたい。以前より、監督はジェーンのソーについて「フィメール(女性版)・ソーではなくマイティ・ソー」だと強調し、あくまで同じ「ソー」の名前を持つキャラクターとして見ていることを言明しているのだ。

ただしこの一件を除けば、『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』についてタイカ監督は具体的な発言を避けつづけている。今回も「脚本の状況はいかがですか?」と聞かれれば「7ページ目です」と答え、監督の最新作『ジョジョ・ラビット』(2020年1月公開)に出演しているサム・ロックウェルが『アイアンマン2』(2010)で演じたジャスティン・ハマーが再登場する可能性を問われると「マーベルではどんなことでも起こりえます」とだけ応じた。

そればかりではない。タイカ監督は、ジェームズ・ガン監督によるDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』に俳優として出演するが、マーベル/DCの2ブランドに関わることについては「マーベルは今この瞬間まで(出演を)知らなかったと思います」と述べてインタビュアーを狼狽させ、「僕は何も知りませんよ」と発言。インタビュアーが「ウソでしょ、ウソついてますね」と言うと、なぜか隣に座っていたサムがマイクでインタビュアーにチャンバラを仕掛け、完全にわけのわからない時間が流れてしまっている。

映画『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』は2021年11月5日に米国公開予定。

タイカ・ワイティティ、オスカーもありうる?

Source: MTV News

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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