『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』スノークに強力な親衛隊登場!気になる謎は「必要なぶんだけ」解明

『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』(2015)で衝撃の姿を見せた、ファースト・オーダーの最高指導者スノーク。前作ではその身にまとった謎を匂わせるばかりだったが、シリーズ最新作『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』で彼をめぐる物語はどんな展開を見せるのだろうか? その過去は、正体は、目的は……。
米エンターテインメント・ウィークリー誌は、新たに“最高指導者”スノークに関する情報とその周辺人物の存在を明らかにしている。
スノークを護る「サムライ」親衛隊
『フォースの覚醒』ではホログラムとしてのみ登場したスノークだが、『最後のジェダイ』ではついに実体をもって観客の前に現れることになるようだ。しかし“最高指導者”たるスノークがひとりでそのあたりをウロウロするはずもなく、彼の身を護る“親衛隊”ともいうべき存在もスノークと共にその姿を見せるという。その名も「プラエトリアン・ガード(Praetorian Guard)」だ。
The Last Jedi: Supreme Leader Snoke emerges with elite Praetorian Guard https://t.co/QmJ0P41wm6
? Entertainment Weekly (@EW) 2017年8月9日
この真っ赤な装いを見て、もしかして何か思い出すものはないだろうか……。そう、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)に登場した皇帝のロイヤル・ガード(インペリアル・ガード)だ。
『最後のジェダイ』で脚本・監督を務めたライアン・ジョンソンは、今回登場するプラエトリアン・ガードの造形について、皇帝のロイヤル・ガードの影響や自身の要望が強く反映されていることを語っている。
「皇帝のロイヤル・ガードはとてもフォーマルで、戦えるんだろうなと思わせながらも結局戦わなかった。すごく儀式的な格好で、彼らが戦うところは見られなかったんです。
プラエトリアン・ガードについて(衣裳デザイナーの)マイケル・カプランに伝えたのは、よりサムライらしくしてほしいということでした。動けるように作られていなければいけないし、必要ならば前に出て戦えるのだと思わせなければいけません。危険な存在に見せたかったんです。」
ちなみにジョンソン監督によると、「プラエトリアン」という名前は古代ローマで皇帝を守っていた精鋭部隊「プラエトリアニ」から取られているのだという。その劇中での役割について、監督は「(スノーク)個人の護衛隊です。いつもそばから離れない、根っからのボディーガードなんですよ」と話している。
スノークの謎は「必要なだけ知ることになる」
本作『最後のジェダイ』でスノークを演じるのは、前作に引き続き、ハリウッドにおけるモーション・アクターの第一人者であるアンディ・サーキスだ。スノークのビジュアルはすべてCGで描かれるようだが、ジョンソン監督は撮影現場でサーキスが見せた演技の完成度に驚かされ、そして非常に満足しているという。
ところで『フォースの覚醒』以降、『スター・ウォーズ』のファンはスノークの過去やその正体について思いを巡らせてきた。今やさまざまな仮説がウェブ上に流布している状況だが、その謎について『最後のジェダイ』で回答が得られるのかどうか……。もっともジョンソン監督は、その問いに対して答えを濁している。
「レイの両親のように、スノークも物語においてある役割を果たす存在でしょう。けれども、物語はWikipediaのページではありません。たとえばオリジナル3部作で、私たちは皇帝について、ルークが知っている以外のことは何も知りませんでした。ベイダーの背後にいる邪悪な男だという以外はね。その後、プリクエルでパルパティーンのすべてを知ったんです。彼が権力を手にする物語でしたから。(『最後のジェダイ』でも)必要なぶんだけスノークについて知ることになりますよ。」
この言葉を鵜呑みにするかぎり、おそらく『最後のジェダイ』でスノークのすべてが明らかになるということはなさそうだ。しかし監督は、その全貌を知りたがるファンにかすかな期待を抱かせることも忘れていない。
「(『最後のジェダイ』では)スノークをたくさん見られるでしょう。この映画で、アンディ・サーキスは前作以上に仕事をすることになりますよ。」
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日より全国ロードショー。
Source:?http://ew.com/movies/2017/08/09/star-wars-last-jedi-snoke-praetorian-guard/
cWalt Disney Studios Motion Pictures c2017 & TM Lucasfilm Ltd. 写真:ゼータ イメージ