実写版『リトル・マーメイド』新映像でエリック王子とアースラが初お目見え

ディズニー実写版『リトル・マーメイド』から最新ティザー映像が到着した。マーメイドの王女アリエルの憧れの存在、エリック王子と海の魔女アースラの姿もお目見えだ。
1991年に日本公開された名作アニメーション『リトル・マーメイド』は、海の王国に暮らすマーメイドの王女アリエルが主人公のミュージカル・ファンタジー。アニメーション版でアリエルは姉妹の中でも最も美しい声を持つ末娘として描かれ、その歌声を聴いた人々を魅了し、またその声が美しすぎるがゆえにヴィランから声を奪われてしまうほど。不朽の名作がディズニー創立100周年を迎えるアニバーサリーイヤーの2023年に実写化作品として公開となる。
この度公開されたティザー映像は、アリエルが挿入歌「パート・オブ・ユア・ワールド」を歌うシーンで幕を開ける。宝物を隠している海の洞窟の中で、アリエルが陸の世界への憧れを歌う本楽曲は主題歌の「アンダー・ザ・シー」と並んで人気の高いナンバー。神秘的な海の世界や、躍動感ある動き、カラフルながらもニュアンスのある映像が歌詞と相まって切なさを駆り立てるが、最後はアースラの高らかで不敵な笑い声で締めくくられる。
ディズニーによる大規模なオーディションにより、アリエル役を射止めたのは新人女優ハリー・ベイリー。ほか注目のキャストとして、エリック王子を『ベラのワンダフル・ホーム』(2019)のジョナ・ハウアー=キング、アースラを『ゴースト・バスターズ』(2016)のメリッサ・マッカーシー、トリトン王を『ノーカントリー』(2007)のハビエル・バルデムが務める。
声の出演では、『ルーム』(2015)のジェイコブ・トレンブレイが魚のフランダー、『オーシャンズ8』(2018)のオークワフィナがカモメのスカットル、『ブラインドスポッティング』のダヴィード・ディグスがカニのセバスチャンと豪華なキャスト陣が集った。
1991年版の『リトル・マーメイド』は後に『アラジン』『美女と野獣』の誕生へと続いていく、ディズニーが第二黄金期へと進んでいくきっかけとなった重要な作品。主題歌の「アンダー・ザ・シー」がアカデミー賞歌曲賞を受賞し、当時のディズニー史上最大のヒットとなったことに加え、主題歌の「アンダー・ザ・シー」がアカデミー賞歌曲賞を受賞、作曲家のアラン・メンケンもアカデミー賞作曲賞を受賞するなど、ディズニー・アニメーションの新たな歴史の幕開けとなった。
実写版映画では『シカゴ』(2002)『イントゥ・ザ・ウッズ』(2014)『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018)などミュージカル映画を数々手がけたロブ・マーシャルがメガホンを取り、『キック・アス』(2010)『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)のジェーン・ゴールドマンと『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(2012)のデヴィッド・マギーが脚本を務める。
『リトル・マーメイド』は2023年6月9日(金)日本劇場公開。
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Source:YouTube