「THE LAST OF US」シーズン2が製作決定

人気サバイバル・アクションゲームの実写化ドラマ、「THE LAST OF US」シーズン2の製作が正式に決定した。米HBOによる公式発表を、米Deadlineなどが報じている。
2013年発売の同名タイトルに基づく本作は、寄生菌の感染爆発によって文明が崩壊した世界で、生存者のひとり・ジョエルが、寄生菌の抗体を持つ少女・エリーを隔離地域から脱出させる物語。2023年1月16日より放送・配信がスタートし、米Rotten Tomatoesでは批評家スコア97%・観客スコア96%の高評価を獲得。第3話の放送を控え、早期の更新決定となった。
本作の第1話『闇の中にいる時こそ…』は米国で470万人が視聴し、HBOオリジナル作品の第1話として「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」(2022-)に次ぐ歴代2位の視聴者数を記録。第2話はさらに22%上昇して570万人の視聴者を獲得した。現時点で第1話の累計資料者数は2200万人にのぼるという。
ゲームのクリエイティブ・ディレクターを務め、ドラマ版でも脚本・監督・製作総指揮を担うニール・ドラックマンは、シーズン2の決定にあたって以下のコメントを発表した。
「ジョエルとエリーの物語の描き直しを、これだけ多くの人々が観て、楽しんでいただいたことを嬉しく、光栄に思うとともに、素直に圧倒されています。クレイグ・メイジンと最高のキャスト&スタッフ、HBOとのコラボレーションは、私の中にあった大きな期待をすでに超えてくれました。私たちはシーズン2を作れることに大きな喜びを感じています。ノーティードッグ(※開発会社)およびプレイステーションを代表して感謝いたします。」
また、ニールとともに脚本・監督・製作総指揮を務めるクレイグ・メイジンも、「ニール・ドラックマンやHBOとのパートナーシップに大きな感謝を、この旅路に加わってくださった数百万人の方々にさらなる感謝を申し上げます。視聴者の方々が継続の機会を与えてくださいました。ニールとノーティードッグが創造したキャラクターと世界のファンのひとりとして、この世界に再び飛び込めることに最大の意欲をおぼえています」との声明を発表している。
HBOのドラマ・映画作品を統括するフランチェスカ・オルシも、クレイグ&ニール率いるキャスト&スタッフが「非常に優れたシーズン1によってジャンルを確立した」と称えるとともに、「シーズン2でそれ以上のものを見せてもらえることを楽しみにしています」と記した。「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」に続き、早くもHBOは新たな代表作を生み出した格好だ。
出演者は、ジョエル役に「マンダロリアン」(2019-)のペドロ・パスカル、エリー役に「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のベラ・ラムジー。そのほか、トミー役をガブリエル・ルナ、テス役をアナ・トーヴ、サラ役をニコ・パーカー、フランク役をマレー・バートレット、ビル役をニック・オファーマン、キャスリーン役をメラニー・リンスキー、ライリー役をストーム・リード、ヘンリー役をラマー・ジョンソン、サム役をキーボン・ウッダード、そしてマーリーン役を原作に続きマール・ダンドリッジが演じている。
HBOオリジナル「THE LAST OF US」は、U-NEXTにて独占配信中(毎週月曜に新エピソードを配信)。
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Source: Deadline