『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』監督、テクノロジーに支配された東京が舞台のSF映画手がける ─ アメコミ『Tokyo Ghost』原作

『ビースト・オブ・ノー・ネーション』(2015)『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』などのキャリー・フクナガ監督が、SFコミック『Tokyo Ghost(原題)』を実写映画化することがわかった。近未来の東京を舞台にしたコミックだ。米Varietyなどが報じている。
イメージ・コミックスによる『Tokyo Ghost』の舞台は、2089年。テクノロジーに人類が完全に支配されてしまった世界である。主人公の平和維持軍デビー・ディケイとレッド・デントが、テクノロジーの支配から世界で唯一逃れられた楽園・東京に、ロサンゼルスから任務で向かうことになるという物語が展開されていく。
キャリー・フクナガは監督のほか、『 IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)のジョン・シルクらとともに製作も兼任する。『Tokyo Ghost』の原作者であるリック・リメンダーが、実写化の脚本も担当するようだ。現時点では、出演者や製作時期については不明のため、今後の動向に引き続き注目したいところだ。
キャリー・フクナガはこれまでに「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」(2014)や、「マニアック」(2018)「エイリアニスト」(2018)などドラマシリーズを主に手掛け、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で大作映画に抜擢。今後の作品としては本作のほか、スティーブン・スピルバーグ&トム・ハンクスによるドラマや、広島への原爆投下を描く映画も控えている。
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Source:Variety