「トム・クルーズ・ブートキャンプ」に放り込まれてスゴい身体になったと『トップガン マーヴェリック』出演者、過酷な訓練語る

トム・クルーズが主演するスカイアクション映画『トップガン』(1986)の続編『トップガン マーヴェリック』。本作で主人公マーヴェリックの元相棒グースの息子、ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショー役を演じるマイルズ・テラーが、役作りの際に本格的な訓練を行なうことで知られるクルーズ流の厳しい役作りを「トム・クルーズ・ブートキャンプ」と呼んでいる。
続編では、CGではなく“本物”にこだわるクルーズの意向により、自身をはじめ出演者が実際に戦闘機に乗り込んで撮影を敢行。その実現のためにトム自らが出演者の訓練カリキュラムを組み、キャスト陣は超過酷な訓練に耐え抜いて撮影に挑んだという。英Total Filmのインタビューでテラーが、この軍隊ばりの過酷な訓練を振り返っている。
「僕たちはみんな、この映画を作る時に“ミニサイズのトム”になったんです。“トム・クルーズ・ブートキャンプ”って呼んでるんですけど、そこに放り込まれて僕たちはスゴい体になりました。それに、トムが映画でやるスタントなどは非常に特殊な訓練になります。ただジムに行ってウェイト・リフティングをするだけではないんです。撮影に入る前に3カ月間も飛行訓練をしました。本当に大変だったんです。」
ブートキャンプとは「新兵訓練施設」を意味する表現。キャスト陣はクルーズが指揮を執るブートキャプでみっちりと鍛え上げられたようだ。
以前にプロデューサーを務めるジェリー・ブラッカイマーが、テラーが語った3カ月にわたる厳しい訓練に言及している。ブラッカイマーは、水中サバイバル訓練など非常に辛いトレーニングを受けた若手キャストたちが、「トムは22歳みたいに訓練をこなすんだ」と言っていたと明かしていた。
その訓練の甲斐があり、続編ではCGを使わない前代未聞となる“全て本物”の飛行シーンが実現。これまで誰も映画館で体験したことがないような超リアルで超ド迫力の飛行シーンは、ビッグスクリーンで目にする価値がありそうだ。
『トップガン マーヴェリック』は2022年5月27日に日本公開。
Source:TOTAL FILM