トム・ハンクスが新型コロナウイルス感染、隔離措置へ ─ 米ワーナーが声明発表

『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)『グリーンマイル』(1999)など、数々の名作で知られる俳優トム・ハンクスと、妻で女優・映画プロデューサーのリタ・ウィルソンが、新型コロナウイルスに感染したことがわかった。トム・ハンクスが自身のSNSで知らせた。
トム・ハンクスは、新たに製作されるエルヴィス・プレスリーの伝記映画のためオーストラリアを訪れていた。夫妻は現地で風邪に似た症状を訴え、検査の結果、新型コロナウイルスの陽性反応が認められたという。トムは以下のように伝えている。
「やあ、皆さん。リタと私はオーストラリアに来ています。風邪のような、軽い疲れがあって、身体もすこし痛みました。リタはときどき寒気もしており、少し発熱もありました。今、世界で求められている状況にきちんと対処するために、コロナウイルスの検査を受けました。そして、陽性であることが分かりました。
さて、どうなるんでしょう?医療関係者も、手順を守らなければいけません。私たちハンクスは検査を受け、観察され、公衆衛生と安全性が必要とする期間、隔離されることになります。毎日、地道にやっていくしかないですね。
また、進捗をお知らせします。
皆さんも、気をつけて!
トム・ハンクス」
トムは、エルヴィス・プレスリー伝記映画(タイトル未定)で、エルヴィスを見出したマネージャーのトム・パーカーを演じる。この度の報告を受け、製作の米ワーナー・ブラザースは米メディアを通じて以下の声明を発表している。
「現在オーストラリアのゴールドコーストでプリプロダクション中であるエルヴィスの長編映画のメンバーより、COVID-19(コロナウイルス)の陽性反応が検出されたことが分かりました。
オーストラリアの保健機関の適切な措置に従い、当人と直接接触したおそれのある者を明らかにし、連絡を取っているところです。メンバーの健康と安全が最優先です。私共のプロダクションに携わる世界中の全ての人々を保護するべく、予防措置を取ってまいります。
COVID-19の陽性反応が確認された当人は、現在治療を受けております。」
新型コロナウイルスの世界的な影響が、エンターテインメント業界にも広がっている。映画『ミッション:インポッシブル7』やドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は撮影の中止を余儀なくされており、大型イベント「SXSW 2020」や「E3 2020」は開催中止、「コーチェラ 2020」は延期を発表している。映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』や『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は世界公開が延期とされている。
▼ 新型コロナウイルスの影響
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Source:tomhanks