トム・ホランド、「史上最大のミス」を母親に叱られ反省「愚かでした」

『スパイダーマン』シリーズなどで知られる俳優トム・ホランドは、主演を務める最新作『チェリー(原題:Cherry)』にまつわる「人生最大のミス」を犯して、母親から叱られたという。どういうことだ…?
このたび米Esquireのインタビューに登場したトムは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)アンソニー&ジョー・ルッソとの再タッグ作となる『チェリー』について語った。本作で、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の処方薬として渡されたオピオイド(麻薬性鎮痛薬)の依存症となり、やがて犯罪に手を染めていく男を演じているトム。シリアスで自滅的な演技に挑むなど、役者としての新たな一面を見せている。
こうした姿を両親に見てもらいたかったのか、トムは「独房でのたうち回っている」本作での自身の姿を母親に送ったのだという。この行為を「人生最大のミス」と振り返るトムは、母親と当時交わしたやりとりを以下のように話している。
「僕は、“今はこんな風に過ごしているんだよ”って(母親に)伝えました。したら、お母さんが僕に怒ってしまって。当時、僕もちゃんと考えていなかったと思うんですが、“ねえ、お母さん。こんな姿誰が見たいと思うかな?”って感じでした。後で考えたら、あんなことするなんてとっても愚かでしたよ。お母さんは僕の映画を観るたびに、“まあ、うちの子が”って思う時をすごく楽しんでいたんですけど、この映画が全くそんなことないですからね。」
普段は快活で家族想いなトムだ。親御さんにとってみれば、仮にフィクションだとしても、そんな自慢の息子が“のたうち回る”姿を見るのは酷だろう。なお、トムの両親はすでに『チェリー』本編を鑑賞したようで、「息子がヘロインに染まる伝記映画としてではなくて、いち映画として楽しめたようですよ」とトムは話している。「とても誇らしそうでしたし、気に入っていましたね」。
Source: Esquire