「ウォーキング・デッド」ジーザス役トム・ペイン、『ゾンビランド』続編に出演希望 ― 「ちょっとしたクロスオーバーに」

ドラマ「ウォーキング・デッド」(2010-)のシーズン6からジーザス役を演じている俳優トム・ペインが、映画『ゾンビランド』(2009)続編への出演を希望している。2018年10月に開催されたNew York Comic Conにて収録されたポッドキャスト「Producers Vs Show」にて、ペインは“ちょっとした思い”を明かしたのだった。
「『ゾンビランド2』が作られてると聞いて、“えっ!”って。」
「ウォーキング・デッド」のジーザスがゾンビ化するとしたらどうなるか……という質問に対して、ペインは思わぬ角度から返答した。ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーンという、今となっては超豪華なキャストが揃った『ゾンビランド』は、映画ファンの間で今もなお絶大なる人気を誇るゾンビ・コメディ映画だ。ペインの言葉を聞くに、どうやら彼も同作を愛する者の一人だったのかもしれない。
「もしも僕が数シーンに出て、ゾンビか何かを演じられたら笑えると思うんです。だって、ちょっとしたクロスオーバーみたいで面白くなりそうじゃないですか。小ネタか何かで出たいですね。」
司会者に「(前作の)ビル・マーレイみたいな?」と聞かれたペインは「それですよ!」と一言。思えば『ゾンビランド』が公開された2009年、まだ「ウォーキング・デッド」は始まっていなかったのである。ゾンビをめぐるポップカルチャーの動向も、この約10年で大きく変化したわけだ……。

ちなみにペインは「ウォーキング・デッド」撮影のため、髪とひげを伸ばしつづけ、定期的に手入れをするという日常を送っているとのこと。同シリーズへの出演以前は『千年医師物語 ~ペルシアの彼方へ~』(2013)など映画出演も多かったペインは、将来的に映画への復帰も目指しているということだ。
「今は『ウォーキング・デッド』に出ているので、長い髪とひげを維持しなきゃいけないんですが、また映画にも出たいんです。完結している物語が大好きで。エピソードが続いていくテレビ番組は素晴らしいし、特に『ウォーキング・デッド』は最高ですけど、始まりと中盤、結末がわかっているプロジェクトに参加するのも良い。そういう作品にもっと出られるのを楽しみにしてるんです。」
ペインが出演を希望している『ゾンビランド2(仮題)』は、2019年10月11日の米国公開を目指して企画が進行中。前作に続いてメガホンを取る『ヴェノム』(2018)のルーベン・フライシャー監督によると、撮影は2019年1月に開始されるということだ。
ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン1~7(字幕版・吹替版)、シーズン8(字幕版)はHuluにて配信中。シーズン9はHuluのFOXチャンネルにてリアルタイム配信のほか、見逃し配信も実施中だ。
Hulu 公式サイト:https://www.happyon.jp/
Sources: Producers Vs Show, Fandango