トム・クルーズが宇宙に行く映画、『ミッション:インポッシブル』監督クリストファー・マッカリーが参加 ─ SpaceXのイーロン・マスクも

トム・クルーズ主演、宇宙で撮影される史上初のアクション映画(タイトル未定)に『ミッション:インポッシブル』シリーズの監督であるクリストファー・マッカリーが参加することがわかった。
米Deadlineによると、マッカリーは本作でストーリー・アドバイザーとプロデューサーを兼任する見込み。脚本・監督のダグ・リーマンとも『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)でタッグを経験済みとあって、まさに盤石の体制だ。すでにマッカリーは、トム&リーマンらとともにユニバーサル・ピクチャーズとのミーティングに参加しているとのこと。ちなみにマッカリーは、以前本作への関与を尋ねられた際「言えることは何もない」とだけ答えていた。
これまでマッカリーは、トム主演作品『ワルキューレ』(2008)『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)などで脚本を執筆。『アウトロー』(2012)や『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)で監督を務め、現在は『ミッション:インポッシブル』第7作・第8作(ともにタイトル未定)の製作中だ。なお、コロナ禍を受けて公開延期となっている『トップガン マーヴェリック』の脚本にも参加している。
NASA&SpaceXのコラボレーションによる本作では、SpaceXのCEOであるイーロン・マスクも企画に参加する予定。現時点で脚本は存在しないものの、ユニバーサルは2億ドル規模の出資を行うとみられる。もっとも本作は実際に宇宙で撮影するアクション映画とあって、ありとあらゆることが史上初の試みとなる。したがって、現時点では2億ドルという製作費は推定額にすぎず、さらに増額されるとも伝えられている。
なお本作の撮影開始は、『ミッション:インポッシブル』第7作・第8作のため、しばらく先になる模様。トムをはじめとする製作チームは宇宙に行くための訓練を積む必要もあり、プリプロダクション(撮影準備)には長い期間を費やすともいわれている。プロデューサーはトム・クルーズ、ダグ・リーマン、クリストファー・マッカリーのほか、『市民K』(2019)などドキュメンタリー映画を手がけるP・J・ヴァン・サンドウィック。
▼トム・クルーズ の記事
トム・クルーズ版アイアンマン、実現しなかった理由が判明 ─ マーベル社長ケヴィン・ファイギが明かす 噂は本当でした トム・クルーズ、厳選アクションコーチたちのリストをティモシー・シャラメに送っていた「君次第だ」 「雄叫びものでした」とシャラメ 『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』トム・クルーズのスタントは危険すぎるので一般保険ではカバーできない? 多い?少ない? 『パシフィック・リム』のお手本は『トップガン』だった ─ トム・クルーズをイドリス・エルバの役に起用試みるも叶わず 「楽しかっただろうな」 『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』未公開シーンが米公開、「本当に美しく映画に入れたかった」と監督 ノワール感満載
Source: Deadline