『トゥームレイダー』続編映画は保留中、「MGMとAmazonの買収でわからなくなった」とアリシア・ヴィキャンデル

かねてより企画されてきた、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』(2018)続編は“政治的”な理由から保留になっているようだ。
アクションアドベンチャーゲームのハリウッド映画版として登場した本作は、2018年3月に公開された後、2019年4月に続編企画が進行中と報じられた。2021年5月には本作の監督・脚本家を務めるミシャ・グリーンから、脚本の初稿が完成したことが伝えられ、撮影開始に向けて企画は着実に進行中と思われていたが、その後は音沙汰がないままである。
この度、Entertainment Weeklyのインタビューにメインキャストのアリシア・ヴィキャンデルが登場。『トゥームレイダー ファースト・ミッション』続編企画の進捗について質問されたところ、アリシアは「MGMとAmazonの買収で、全くわからなくなりました。今は政治のようなものです」と答えている。AmazonによるMGM買収の件に関しては、2021年5月に発表され、2022年3月に完了。つまり、『トゥームレイダー』映画版の権利がMGMからAmazonへと移り変わったことを受けて、アリシアは続編の行方が不明となってしまったということだ。
続編企画でメガホンをとるミシャ・グリーンは、HBOドラマ「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」(2020)の脚本を手がけたことでも知られる気鋭。アリシアいわく、ミシャと本人はすでに続編の準備が整っていたそうで、「正直なところ、ほかの方の手にかかっているという感じでしょうか」と続けている。Amazonからのゴーサイン待ちというわけである。
気になる続編の内容については「あまり言えません」というアリシアだが、「ラヴクラフトカントリー」でのミシャの功績を称えつつ、「その世界を見せることが楽しみでなりません」と期待を寄せている。果たして、その内容が日の目を見ることはあるのだろうか。『トゥームレイダー ファースト・ミッション』続編が再び動き出すことに期待しよう。
▼『トゥームレイダー』の記事
THE RIVERニュースレター 9月29日号 ─ スマイル2/デビルメイクライ/トゥームレイダー/スポーン ようやく涼しくなってきましたね 『トゥームレイダー』映画リブート&新作ドラマが始動 ─ Amazonが巨大ユニバース構想、『007』脚本家が就任 思わぬ展開に 『トゥームレイダー』続編映画、製作頓挫の可能性 ─ MGMが権利喪失、新キャスト起用も検討 どうしてこうなった 米Amazon、MGMの買収を発表 ─ 『007』シリーズは今後も劇場公開の方針 Amazon、超強力ラインナップを獲得 『トゥームレイダー』続編、脚本初稿が完成 ─ 仮タイトルは『トゥームレイダー:オブシディアン』 次なるミッション!
Source:Entertainment Weekly