トニー・スタークと『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』アイアンハートはどんな関係?プロデューサーが明かす

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』にはアイアンマン/トニー・スタークに続く次世代のハイテクヒーローとして、アイアンハート/リリ・ウィリアムズが初登場する。
原作コミックにおけるアイアンハートは、活動不能となったトニーを継ぐ存在として描かれる。A.I.化したトニーがリリをサポートするという展開もあるほどで、トニーから直接的な影響を色濃く受けているのだ。
MCUでのトニーは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で帰らぬ人になっている。では、ロバート・ダウニー・Jr.が演じたアイコニックなアイアンマンのレガシーは、新進気鋭の発明家であるリリにどのような影響を与えているのだろうか?
『ワカンダ・フォーエバー』でプロデューサーを務めるネイト・ムーアは米Comicbook.comのインタビューにて、「リリ・ウィリアムズは、(コミックほど)トニーの軌跡は辿らないと思います」と説明。「ですが、彼が創り上げたもの全てに感嘆していることは明らかです。ショットやシークエンスを作りながら、これまでの『アイアンマン』映画で見た物について考え、それを自分たちでアレンジするのは本当に楽しかったです。」
MCUのアイアンハートはアイアンマンと直接交流がなかったため、原作に比べるとトニーから受けた影響はそれほど大きくはないのだろう。またムーアは、アイアンハートのスーツの誕生秘話も明かしている。
「ライアン・クーグラーは現実的な映画監督で、彼の概念はこうです。もし、アイアンマンのスーツを創ろうとする人がいたとして、アイアンマンの知識や情報がなかったら、どこを頼るのか?ですから、少しばかり即興的になりますよね。
またライアンは、リリが父親と一緒に車を組み立てていたというアイデアも気に入っていました。デトロイトのモーター・シティのような雰囲気があるし、トニーのスーツほどスタイリッシュでクリーンではないんです。」
ムーアの説明によると、原作ほどトニーの影響を受けていていないというリリは、スーツのデザインも単にアイアンマンを真似するのではなく、自身が育った背景などを反映させているようだ。どんなスーツをアイアンハートが身に着けるかは、2022年11月13日に日米公開予定の『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』を観てのお楽しみだ。
Source:Comicbook.com