【ネタバレ】『トップガン マーヴェリック』削除シーンが明らかに ─ 「ブルーレイに収録されるかも」と監督

この記事には、『トップガン マーヴェリック』のネタバレが含まれています。

マーヴェリック、かつての“戦友”と再会
『トップガン マーヴェリック』では、海軍大佐として現役パイロットを続けていたトム・クルーズ演じるマーヴェリックが、解雇される寸前で特別任務の教官に任命されるところから物語が展開していった。米Uproxxでは、ジョセフ・コシンスキー監督が削除シーンを明かしており、その一つは予告編に登場するシーンだという。
「彼(マーヴェリック)がコロナドを初めて訪れるところです。どの海軍基地にも、柱に支えられた飛行機がモデルのように展示されているんですけど、彼が(バイクを)止めて見上げるんです。それは、彼が1作目で3機のミグを撃ち落としたF-14で。その飛行機を彼が見つめる。あれは良いリズムを作り出してましたね。」
コロナドとは米サンディエゴにある島で、同地にある海軍基地で『トップガン マーヴェリック』の撮影は行われた。コシンスキー監督が言及した予告編とは2019年12月に公開されたもので、同映像0:30〜には説明されたシーンがそっくりそのまま映し出されている。完成版において、海軍基地までの道のりで登場したのは、カワサキのバイクにまたがったマーヴェリックが滑走路を走り、上空を飛ぶ戦闘機と並走するシーンのみであった。上官のサイクロンから任務を伝えられる前、マーヴェリックはかつて上空を共にしたF-14を眺め、過去に浸っていたのだろう。
フェニックスとボブ、そしてサイクロン
コシンスキー監督はもう一つ、削除シーンを明かしている。本編後半で訪れた、ボブとフェニックスが訓練中に事故を起こしてしまった場面の後のこと。機体を捨てて緊急脱出を行った2人は、メディカルチェックの末に無事であったことがマーヴェリックより明かされていた。マーヴェリックは無事を祈っていたルースターの元を訪れるが、直後の緊張感のあるシーンの前にはクッションのような役割を果たしていたシーンがあったという。
「病院でフェニックスとボブがサイクロンといるんです。あのシーンがあったら、マーヴェリックがルースターのいる部屋に入って彼らは大丈夫だと伝えるシーンの緊張感も少しは取り除かれていたかもしれません。彼ら3人にとってもすごく良いシーンでした。」

コシンスキー監督は、列挙したカットシーンを「含めたかった最高の場面」と語っており、「ファイナルカットにはハマらなかったんです」と断念の理由を説明。その一方、「もしかしたらブルーレイにもいくつか収録されるかもしれないです」とも話し、ファンにも公開される可能性を明かした。
ちなみに、ここでは語られていないものの、フェニックスを巡ってはもう一つカットシーンが存在していることも判明済み。同シーンはエンディングに関する内容で、こちらの記事でご確認いただきたい。
『トップガン マーヴェリック』は公開中。
Source: Uproxx