『トップガン マーヴェリック』合成は一切無し ─ 「全ショット、全スタントが汗と努力の賜物」と出演者明かす

稀代のアクション・スター、トム・クルーズが再び戦闘機を操ってド派手かつスリル満点のスカイ・アクションを見せる『トップガン』(1986)の続編映画『トップガン マーヴェリック』は、撮影にあたり合成を一切使用していないという。
前作『トップガン』から約35年ぶりに蘇る『トップガン マーヴェリック』は、現役を引退し、次世代パイロットを育成する教官としてのマーヴェリック(トム)を描く物語。そんな本作で訓練学校の生徒として登場するマイルズ・テラーが、劇中のアクションシーンへの期待を更に膨らませるような製作の裏側を米Mens’ Journalに語っている。いわく「グリーンバックは一切無し」で撮影が行われたそうだ。
「全ショット、全スタントが汗と努力の賜物なんですよ。(本編に)その全てが収められているんです。」
つまり、キャストたちによる正真正銘、生のアクションが観られるということだ。更に言えば、上空での戦闘機アクションも一切の合成無しで繰り広げられているということである。もっともその裏側では、トムをはじめとする出演者たちが自ら戦闘機に乗り込んで空中撮影に挑んでいるという背景がある。
訓練生役のテラーや共演の若手俳優は、3ヶ月間の飛行訓練を受けてから撮影に参加。このほか、無重力状態への耐性をつけるために、目隠しの状態で水タンクに入れられて、逆さまになった状況で脱出するというような水中サバイバル訓練もこなしている。上述にあるテラーの“汗と努力の賜物”というのは、撮影時のアクションだけでなく、長く厳しい訓練期間のことも含めた言葉なのだ。
「これまでに参加した作品の中でも間違いなく1番長かったですね」とテラーが言うように、本作に費やされた撮影期間は1年以上。CGを一切使用せず、あくまで実写撮影にこだわる本作の本気ぶりが、この撮影期間や厳しい事前訓練に表れていると言えるかもしれない。
続編映画『トップガン マーヴェリック』は、2021年7月2日米公開予定。
Source: Mens’ Journal