『トイ・ストーリー4』ラストは「歴史に残る」 ─ ウッディ役トム・ハンクス、収録現場で感極まる

ディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー3』(2010)の感動的なラストが未だに忘れられない?その続編『トイ・ストーリー4』も、再びオモチャたちに泣かされるかもしれない。
本国版でウッディの声優を務めるトム・ハンクスは、『トイ・ストーリー4』のラストに感極まったという。英BBCのラジオ番組「The Chris Evans Breakfast Show」で、アフレコ最終日のエピソードを披露した。
「『トイ・ストーリー』の収録は、制作陣と同室でやるんですね。収録最終日では、彼らに背中を向けるようにしたんです。通常ですと、彼らと向き合って顔も見えるし、話したりも出来るわけですが、最終日はそうしたくなくて、僕を見えないようにしたんです。」
おそらくトムは『トイ・ストーリー4』のクライマックスで感極まったあまり、感傷的な表情を仕事仲間に悟られたくなかったのだろう。「結末がどうなるか分かったとき、こう思いました。“これ、歴史に残るぞ”と。」
続けてトムは、『トイ・ストーリー4』の製作に携わった面々を「天才的」で「これは発明」と絶賛している。「テクノロジーも発達したけれど、感情表現がどんどん奥深く、感動的になっている。どうしてなのか知りたいんですよ。だって、オモチャですよ?」と笑うトムは、「きっと、誰もが子供の頃に持っていた(オモチャとの)つながりの力なんだと思う」と分析。観客ひとりひとりが、それぞれ違う形で持っている「オモチャとの思い出」を通じて胸を打つ映画だと説明した。
『トイ・ストーリー4』は、シリーズ1作目と2作目でウッディとのロマンスをにおわせたボー・ピープの行方を捜索する冒険ラブストーリーになるとされているが、感動的な結末を迎えることは間違いなさそうだ。2018年9月には、バズ・ライトイヤー役ティム・アレンも「とんでもなく素晴らしい物語です。かなりエモーショナルで、すごく笑えて、すごく壮大。(制作陣の)アイデアを聞いた時は驚きましたね」と語り、ラストシーンは感動のあまり「読み進めたくなかった」「感情的になるのを避けたかった」とまで述べているのだ。
映画『トイ・ストーリー4』は、2019年6月21日全米公開。
Source:BBC Sounds